ラジオ番組「まつきりなと樅野太紀の岡山ぶちあげラジオ」が4月25日、渋谷クロスFM（東京都渋谷区）で始まった。

パーソナリティのまつきりなさんと樅野太紀さん2

　毎月第4日曜に岡山出身の芸人など岡山にゆかりのあるゲストを招き、50分間のフリートークを行う同番組。スタジオ収録の様子が分かる映像のインターネット配信も行う。第1回ゲストは、お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん、第2回は「かが屋」の加賀翔さん（岡山出身）と賀屋壮也さん（広島出身）。

　パーソナリティーの樅野太紀さんは1995（平成7）年、お笑いコンビ・チャイルドマシーンを結成。2004（平成16年）に解散後、現在は放送作家として活動している。「しくじり先生 俺みたいになるな!!」「有吉の壁」「千鳥のクセがスゴいネタGP」などの構成を手掛ける。「岡山ぶちあげラジオ」は樅野さんが放送作家になってから初めてMC担当するラジオ番組という。

　まつきさんは2020年2月、ユーチューブで公開した短編映画「純猥談 触れた、だけだった。」で主演俳優を務め、700万再生を超えた。井原鉄道に乗り、倉敷美観地区・総社国分寺・備中の酒蔵などを訪れるプロモーションビデオ、「三洋環境」（岡山市北区下伊福上町）のCMなどにも出演している。2019（平成31）年から今年3月までは、渋谷クロスFMで「まつきりなのこじらせラジオ」のMCを担当した。

　2人は倉敷市内にある同じ中学校の先輩と後輩という。お笑いコンビ「見取り図」のリリーさん、「ウエストランド」の河本太さん・井口浩之さん、「東京ホテイソン」のたけるさん、「ハナコ」の秋山寛貴さんなど、お笑い界で活躍する岡山出身が多くなったことから、岡山出身の著名人などを呼び、ラジオを通じて渋谷の中心から岡山を発信しようと企画した。

　樅野さんは「ゲストには、お笑い文化のない岡山からなぜお笑いを目指して上京したのか。岡山時代に何を見て過ごしどんな遊びをしていたのか、東京に出てくるのは勇気がいることだと思うので、芸人になっていく経緯を聞きたい。他のコーナーの用意はあるが、おしゃべりが止まらず、フリートークで時間が終わってしまう」と話す。

　まつきさんは「私も知らない岡山のいいところがたくさんある。岡山出身者として多くの人に岡山のことを知ってほしい。岡山観光大使・晴れの国大使にも任命されたい」と意気込む。

　樅野さんは「芸人仲間とは、時期が来ればお笑いフェスを岡山でやろうと話している。B’zの稲葉浩志さん、元ザ・ブルーハーツの甲本ヒロトさん、ソロアーティストの藤井風さんなど岡山市出身の音楽人がいる。アメリカでミュージシャンをしているKAKEさんも私たちと同じ中学校出身。音楽とお笑いのフェスなどリアルなイベントをいつかやりたい。まずはラジオから岡山をキーワードにつながりをつくり、岡山を盛り上げたい」と話す。

　まつきさんは「井原市で行われる音楽フェス『hoshioto』のアンバサダーに就任させてもらったが、新型コロナウイルスの感染拡大で2年連続の中止になり残念でならない。番組の中でも、岡山の最新情報を取り上げたい。番組を聞いた感想と合わせてツイッターなどで教えてほしい」と話す。

　放送時間は14時～14時50分。渋谷クロスFMのストリーミング配信で聴取できる。