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岡山で「未来国会」地方決勝大会 大学生がビジョンと政策・予算をプレゼン

NPO法人「ドットジェイピー」岡山エリア代表の德橋翼さんと広報担当者の平松芹奈さん

NPO法人「ドットジェイピー」岡山エリア代表の德橋翼さんと広報担当者の平松芹奈さん

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 「未来国会2021・岡山エリア地方決勝大会」が9月12日、オンラインで開かれる。

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 未来国会はNPO法人「ドットジェイピー」(東京都千代田区)が2010(平成22)年から行っている政策コンテスト。大学生が夏休みの8月・9月に、国会議員や地方議員事務所にインターンシップとして活動しながら、「もしあなたが日本の総理大臣ならば」の設定で、30年後の日本のビジョン、10年後の政策と予算案をプレゼンする。

 全国にある31支部から、27カ所で地方大会を開催する。今年のテーマは「常識を疑え」。岡山支部では、岡山大学・岡山理科大学・ノートルダム清心女子大学・就実大学・岡山商科大学・鳥取大学・公立鳥取環境大学などの大学生40人が16チームに分かれ登壇する。

 8月29日にはオンランで中間発表が行われた。ドットジェイピー岡山エリア代表で岡山商科大学3年生の德橋翼さんは「将来の仕事や生活、子育てや教育など大学生の身近に感じやすいテーマからビジョンをつくるチームが多った。AIによって新しい世界を描くチームもあった」と話す。

 岡山エリア地方大会では10分間のプレゼンテーションを行い、5つの評価基準を基に採点を行う。採点は、登壇する学生が1人50点満点で評価する。2ブロックに分かれ、各ブロックの優勝チームが再プレゼンテーションを行い、岡山エリア優勝チームを決める。岡山エリアからは1チームだけが18日の準決勝へ進むことができる。26日は全国決勝大会をオンライン開催する。

 ドットジェイピー岡山エリア広報担当者の平松芹奈さんは「同世代の高校生・大学生に見てほしい。政治のこと、未来のこと、日本のこと、友人と気軽に話せるようにしたい。私は2年前に出場した経験から、ニュースや政治のことにも関心を持つようになった。スタッフとなり、他人の意見を受け入れることや、自分の意見を言葉にするうちに視野が広がった」と話す。

 德橋さんは「政治やニュースに興味を持っていなかった大学生が、2カ月の間にビジョン・政策・予算を考え、プレゼンテーションを行う。チームは、これまでのように密な打ち合わせができず、オンラインツールを使っての打ち合わせを重ねている。同世代の人に、一生懸命な姿を見てもらいたい」と意気込む。

 開催時間は10時~15時15分。希望者はオンラインで参加視聴できる。

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