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総社市の小学校17校の給食カレーを食べ比べ 昭和の味を再現

総社市文化スポーツ部文化芸術課の宗田和伸さん

総社市文化スポーツ部文化芸術課の宗田和伸さん

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 「そうじゃ小学校カレー食べ比べ会」が10月22日、雪舟生誕地公園(総社市赤浜)で開催される。

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 2016(平成28)年、総社市のPRとしてレトルトカレー「そうじゃ小学校ライスカレー」の販売を始めた。カレー好きといわれる現総社市長の片岡聡一さんが2015(平成27)年に考案した「そうじゃ消防署カレー」に続くカレーシリーズ第2弾。その後、廃校となった4校を含む17校のカレーを順次販売した。

 総社市では1947(昭和22)年に学校給食が始まり、1970年代までは各小学校で給食を作る自校式が行われていた。当時の栄養士にレシピを聞き、再現した。自校式から市内の小学校の給食を一括で作るセンター式に変更された後に開校した総社中央小学校、総社北小学校と、レシピが残っていなかった新本小学校は地域で親しまれたカレーなどを作った。

 当日は、参加者に150グラムのご飯を提供する。レトルトカレーの約3分の1の量に当たる70グラムに分けられた同シリーズカレーを選んで食べ比べることができる。

 総社市文化スポーツ部文化芸術課の宗田和伸さんは「レトルトカレーでは少ない大きなジャガイモやニンジンが入った種類もある。イノシシ肉を使った昭和小学校カレー、3種のキノコが入った池田小学校カレー、揚げナスとトマトペーストが入った総社北小学校カレーなど、どのカレーも個性がある。廃校となった山田小学校と久代小学校は現在の総社西小学校、服部小学校と三須小学校は現在の総社東小学校に変わったため認知度が低いのが残念」と話す。

 同イベントを運営するまちづくり会社「縁社屋」(駅前1)の後藤大夢さんは「人口約7万人の総社市で17万食以上食べられているカレーシリーズ。食べ比べをすることで、地元の魅力を再発見する機会としてほしい。17食コンプリートする人が現れることを楽しみにしている」と期待を込める。

 開催時間は11時~14時。参加費は500円。

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