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岡山・瀬戸内市でティラノサウルスレース 優勝者には備前焼メダル

実行委員長の田淵雅子さんと事務局長の三原保江さんら

実行委員長の田淵雅子さんと事務局長の三原保江さんら

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 「第1回ティラノサウルスレースin瀬戸内市」が3月21日、邑久浄化センター生涯スポーツ広場(瀬戸内市邑久町豊原)で行われた。主催は、ラジオ体操グループ「夜のラジオ体操部ちょっと」と「あいあい保育園」を運営するNPO法人「あいあいの杜」(牛窓町)。

「第1回ティラノサウルスレースin瀬戸内市」の参加者

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 同レースは、ポリエステル製の恐竜の着ぐるみをまとって走る競技で、アメリカ発祥とされる。昨年4月に鳥取県大山町で行われて以来、全国で開催されるようになった。岡山県内での開催は初。

 ラジオ体操グループ代表の三原保江さんは「コロナ禍の影響で、文化祭や運動会の中止や入場規制、マスクの着用など、子どもに制限が多くなった。笑って過ごす思い出作りを企画できないかと考えていた時、同レースを知った。大人と子どもが一緒に体を動かし、大笑いしている姿に感激し、開催することにした」と話す。

 レースには、1歳から67歳までの約160人が参加。中学生以上の「成獣」と、小学生以下の「幼獣」に分かれ、約70メートルの直線コースを走る。一般、中高生、小学生、幼稚園・保育園の4部門で速さを競った。

 参加者は、持参したポリエステル生地の赤・青・黄色などのティラノサウルスの着ぐるみをまとって走ったほか、幼獣の参加者にはポリ袋や画用紙などで手作りした衣装で出走した人もいた。

 レースの他に、ラジオ体操指導士1級の三原さんによるラジオ体操ワンポイントレッスンも行った。

 各部門の優勝者には、備前焼作家の榊原啓司さんの備前焼メダルが贈られた。メダル表面には恐竜の足跡があしらわれ、裏面には備前焼特有の模様である緋襷(ひだすき)の赤い筋が入っている。

 中高校生の部で優勝した小竹麻斗さんは「日頃からよく運動をしているわけではないが、貴重な機会だと思い参加した。ティラノサウルスの色は目立ちそうな紫を選んだ。思いのほか疲れることもなく、楽しく走れた」と話していた。

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