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岡山で「古民家再生工房」30周年記念展 これまでとこれからの古民家再生

古民家再生工房と開催メンバー

古民家再生工房と開催メンバー

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 山陽新聞社「さん太ギャラリー」(岡山市柳町2)で7月25日から、古民家再生工房30周年記念展「地域としての建築を考える」が開催される。

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 1988(昭和62)年4月、矢吹昭良さん、楢村徹さんなど6人の建築家が結成した同団体。

 山口晋作さんは「古いものをそのまま残すのではなく新しいものと融合させながら次の時代へつないでいく。無秩序に作っては壊しを繰り返してきた時代から、本質的な住まいのクオリティーを常に追い求めた団体であり、広く知ってもらうための活動を行ってきた」と話す。同団体の取り組みは1999年、日本建築学会賞を受賞している。

 会期中は、楢村徹さん・大角雄三さん・神家昭雄さんの3事務所が同団体の歴史パネル展示を行い、各事務所の元スタッフの小笠原香代さん、妹尾重義さん、仁科真弘さん、仁科美穂子さん、平野毅さん、三木志緒里さん、山口晋作さん、山下敬広さんが作品パネル展示を行う。

 7月29日と8月5日は、トークイベントを開催する。テーマは、「リノベーションと再生との違い」、「建築家から見たDIY」、「岡山市民会館のその後はどうなる」などを予定。開催時間は10時~18時。入場無料。

 「建築家の目線(仮)」企画は、参加者に普段の生活で撮っている写真を掲示してもらう参加型展示。山口さんは「普段、建築家は何を見ていて、何を考えているのかを少しでも垣間見てもらえればうれしい」と話す。

 8月4日は「さん太ホール」(北区柳町2)で、東京大学名誉教授で建築家の内藤廣さんによる記念講演とトークセッションを行う。18時30分開演。入場無料。

 開催時間は10時~18時。入場無料。8月6日まで。

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