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岡山・西川で「ぬく森アナザーガーデン」 山の恵みを体験・味わうマーケット

「田殿山林を守る会」の西岡資恵さんと代表の采女直樹さん

「田殿山林を守る会」の西岡資恵さんと代表の采女直樹さん

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 岡山市中心部にある西川緑道公園の野殿橋周辺で8月27日、山の恵みを味わえるマーケット「西川ぬく森アナザーガーデン」が行われる。

炭で焼く「アユの塩焼き」

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 同イベントは昨年9月から開始し、今回で5回目。イベント名の「ぬく森」は山の豊かさや温かさを感じながら人とのつながりが深まること、「アナザーガーデン」は同公園で山の自然を体験でき、普段とは異なる公園として人が集うことを願って名付けられた。季節の山の恵みを体験できるワークショップ、食品や物品販売を行う。主催は田殿山林を守る会。

 同会は岡山県美作市の湯郷温泉から北東約10キロに位置する田殿地区で山林の保全活動、山の環境教育を行っている。林業に従事する采女(うねめ)直樹さんが2014年に結成して4年目を迎える。采女さんは主催のきっかけについて「岡山県北から県南へ自ら行くことにより、山とつながる、楽しむ機会を通じて興味を持ってくれる人が増えればと考えた」と話す。

 同イベントではガスや電気を使わないルールを設けている。ステージではマイクやスピーカーを使わず、ギターや三味線、オカリナなどの演奏や歌を披露する。食品の調理は国産のまきや炭を使用するよう指定。国内の自然エネルギーを使い、山の恵みを深く堪能してほしいという思いが込められている。

 ワークショップでは子どもを対象にスイカ割りを用意する。そのほか、竹材を使ったコップ作り、木の切りくず「おが粉」に着色したもので絵を描く「OGAkKO Art」などを行う。

 飲食の販売は6店が出店。自作の石窯を使う「ききつち」のパンと焼き菓子、「フォレストライフ」のアユの塩焼きと美作ジビエの串焼き、「パイポン畑」の植物性アイスなどが提供される。物品の販売は4店が出店。「香草工房」のドライハーブとハーブソルト、「森の名前」の苔(こけ)のテラリウムや苔玉などがそろう。

 同会の西岡資恵(よりえ)さんは「街中なのに川が流れ自然豊かな西川へ、山の恵みを楽しみに来てほしい。出店者と気軽に会話が生まれ、山林の自然環境について興味を持ってもらえる機会になれば」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。雨天決行。

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