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岡山のサムライイラストレーター、14回目の作品展 社会人になって初の個展

絵の横で笑うKAIさん

絵の横で笑うKAIさん

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 岡山市にあるギャラリーカフェ「SYNERGY(シナジー)73」(岡山市北区天神町2、TEL 086-222-0730)で10月21日、KAI(カイ)さんの絵画展「BAE(ベイ)」が始まった。

SYNERGY73 店内の様子

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 KAIさんは8歳でグループ展、9歳で2人展、10歳からは個展を開き、毎年1回のペースで作品を発表して14年目となる。幼い頃、漫画やアニメのキャラクターを描くように、当時テレビでよく見ていた時代劇に登場するサムライを描くようになったという。

 2016年2月に始まった「西奉還町武士マルシェ」のポスターを手掛けると、当時大学生だったKAIさんは一気に話題を集めることになる。カフェバー「POMPOM表町のひでくん家」(岡山市北区表町2)やレストラン「ザ ミンガリング ダイナー」(総社市井手)では壁画に、居酒屋「みつの」(岡山市北区奉還町3)ではのれんにイラストを描いたこともある。

 今回の作品は、女性の顔を描いた作品3点と自身でマシン系と呼ぶ通称「ちちロボット」の全4作品。KAIさんは「長い間描いてきた時代劇風の人ではなく、『女性』を描いてみたかった。大学生から社会人になり、視野も広がった。描き方もこれまでやってこなかったことにも挑戦し、繰り返し何度も描き直した作品もある。会期中に描き加えて、変化をつけていく可能性もある」と話す。

 「タイトルのベイには2つの意味がある。物事には2つの意味があることもある。大胆なところと繊細なところのように真反対のことが見えてくることも。カフェを楽しみながら絵も楽しんでほしい」とも。

 営業時間は14時~翌1時。火曜定休。11月2日まで。

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