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岡山「大手まんぢゅう」を挟んだサンドイッチ 常連客がつなぎコラボ実現

nidsandの宮脇直美さん

nidsandの宮脇直美さん

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 岡山のサンドイッチ専門店「nidsand(ニ・サンド)」(岡山市北区柳町2、TEL 086-233-0802)が現在、備前名物「大手まんぢゅう」を使ったコラボ商品を提供している。

開店前から行列ができるnidsand(ニ・サンド)

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 同店は2016年4月15日オープン。洋菓子店やパン店に勤めていた店主の宮脇直美さんが1人でできる店を考えていたところ、断面の美しい「鞍馬サンド」(三重県鈴鹿市)と出合い、フルーツが豊富な岡山で、ホイップクリームに色鮮やかなフルーツ断面が挟まれた「甘い系」のサンドイッチ店を開くことにした。

 「大手まんぢゅう」は1837年創業、日本三大まんじゅうの一つ。備前米から作ったこうじから甘酒を作り、小麦粉と混ぜ生地を作る。北海道産小豆から作られた餡(あん)を生地で包み蒸し上げるという。

 コラボ企画は初めての試み。大手まんぢゅうが大好きな宮脇さんが、フェイスブックにコラボしたいと書き込んだところ、常連客の一人が大手まんぢゅうに話を持ち掛けたことから同商品が生まれた。大手まんぢゅうが真ん中に大きく入った「大手ホイップ」、コーヒー風味のホイップクリームを使った「カフェ・オーテ」、旬のイチゴが入った「いちご甘酒大手」(以上420円)の3種を用意する。

 定番の「季節のフルーツホイップ」や季節限定の「イチゴホイップ」「甘夏ホイップ」「パインカマンベール」「塩大福」「アールグレイキウイ」(以上390円)や、「モンブラン」(450円)など約15種類を常時取りそろえている。

 パンは「石窯パン工房麦のひげ」(岡山県赤磐市)の天然酵母の食パンを使い、フルーツや餡(あん)の味をしっかり楽しんでもらえるようにホイップは「かなりあっさりにしている」という。フルーツもイチゴ、キウイ、甘夏などできるだけ県内産の新鮮なものを使っている。

 宮脇さんは「お客さまがつないでくれたご縁でできた企画に感謝している。今後も岡山の農家さんと直接つながり、フルーツトマトやミントなど新しい企画も考えてみたい」と話す。

 営業時間は12時~18時。水曜・第1日曜定休。5月29日まで。

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