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岡山に季節の野菜料理とお神酒の店 野菜ソムリエの女性が日本の食文化伝える

「白桃館」の店長で野菜ソムリエの友實泰子さん

「白桃館」の店長で野菜ソムリエの友實泰子さん

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 茶処(どころ)・御神酒処「白桃館」(岡山市北区表町2)がオープンして1カ月がたった。

野菜ソムリエがつくる「白桃館」のランチ

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 あくら通り沿い表町商店街の東側に、2月15日にオープン。野菜ソムリエの友實(ともざね)泰子さんが、季節の野菜を使って料理を提供する。席数はカウンター7席、テーブル12席。

 ランチタイムは、メインと3種の副菜、サラダ、汁物、岡山県産の七穀米ご飯、野菜と果物を使った酵素スムージー、フルーツの限定30食ランチ(1,200円)を提供するほか、抹茶と抹茶ティラミスセット(700円)、抹茶ビール(800円)を用意する。メニューの抹茶は全て、1860年創業の岡山辻利園(岡山市北区中山下)の抹茶を使っている。

 友實さんは「日本の昔からある食事の考え方を伝えたい。彩り、食感、香り、苦味や酸味までも楽しめる食事をゆっくり楽しんでほしい。食材へのこだわりだけでなく、切り方から味わいが変わる。五感で感じられる食事を提供する」と話す。メニューの中に「一口食べたらお箸を置いて咀嚼(そしゃく)する」「スムージーは何口か食べた後にお召し上がりください」と食べ方知識メモも記載している。

 夜は、神酒として使われている銘柄を造っている酒造の日本酒を集め提供する。神酒は神道の祭礼でお供えされる酒。祭礼が終わった後飲むことができ、霊が宿った酒として、また神様と同じものを飲食するという意味で希少であり、ありがたいと言われる。伊勢神宮の神酒を造る白鷹の「金松」、出雲大社の神酒を造る旭日酒造の「十旭日」のほか、2018年酒1グランプリ優勝した斎藤酒造の「英勲」(以上600円)など約10種を提供する。

 「和の文化を大切に、器やジーンズ着物でもおもてなしをしている。野菜嫌いな人、これまでは食事に気を使ってこなかった人、日本に訪れた外国人など多くの人に食を通じて笑顔を増やしたい」とも。

 営業時間はランチタイム=11時~14時、カフェタイム=11時~16時、ディナータイム=18時~22時(ラストオーダー)。

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