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岡山の教会で「3.11の集い」 宗教の壁超えた追悼式6年目

左から中原永昌さんと大塚尚幹さん

左から中原永昌さんと大塚尚幹さん

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 岡山バプテスト教会(岡山市北区田町1)で3月12日、「3.11への祈り」が開催される。

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 今年で5回目となる同イベント。当日は、元経済産業省の古賀茂明さんの講演(13時~)、追悼式(14時~)、シンガー・ソングライターの二階堂和美さんライブ(15時~)を開く。

 追悼式では、岡山バプテスト教会の梅田環さん、岡山県内5カ所の寺の住職、黒住教の伊賀雅之さん、イスラム教の竹内千恵子サラさんが一緒に祈りをささげる。福島や東京からの移住者3人のトーク「3.11わたしの想(おも)い」も予定している。

 実行委員代表の大塚尚幹(しょうかん)さんは、震災前に住んでいた福島県川内村から岡山へ移住した。大塚さんは「震災での犠牲者への追悼と、被災者の幸せを祈り、脱原発を目的としている。 震災から6年が経過し、あの時のことを忘れていく人も多いはず。日本を、人生を揺るがした、忘れてはいけない日。宗教・政治・意見の違う人が一緒に集まる場所にしたい」と話す。

 実行委員の中原永昌(えいしょう)さんは「岡山は災害に対しての備えをしておけば、受け入れ場所となれる。寺院や教会がその役を担えるように行政と一緒にその意識を強めていきたい」と話す。

 開催時間は10時~16時30分。

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