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岡山県庁付近に「中村食堂」 定番料理を備前焼の皿で提供

中村食堂の店頭に立つ店主の中村匡裕さん

中村食堂の店頭に立つ店主の中村匡裕さん

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 岡山県庁付近に11月3日、「中村食堂」(岡山市北区丸の内1、TEL 080-1932-9165)がオープンした。

ランチメニューの「鶏の唐揚げ定食」

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 同店は「平井食堂」を改装して出店。店頭に青いシートの椅子、メニューを掲示した立て看板を置き、通りに面したガラス戸越しに店内の様子が見える。店内はカウンター5席、テーブル席4席、座敷8席の計17席。店主の中村匡裕(まさひろ)さんがイメージする「気軽に利用できる食堂」を前店の雰囲気を生かしながら再現した。改装とインテリアは友人の協力に支えられたという。

 店内で使う皿は備前焼。作家の友人が店内を見て作風を中村さんと相談し、白い釉薬(ゆうやく)をかけて焼いた。中村さんは、「カウンターのタイルが気に入り、そのまま残した。タイルの規則正しい様子に対し、皿は全て形が違う手作りで店内の演出の一つになっている」と話す。

 ランチは「鶏の唐揚げ定食」「ドライカレー」「鶏マヨ丼定食」「豚肉のあっさり炒め」(以上900円)を提供する。サラダと3品の前菜がセットに含まれる。和食メインのメニューで、前菜はふくさ焼き、カボチャのすだち煮、おきなあえ、きんぴらごぼうなど日替わりの品を用意する。

 ディナーはランチの定食にサワラのたたきや季節の品を2~3品追加して提供する。ドリンクはハートランドビール(500円)、ハイボール、焼酎、日本酒、ソフトドリンクなどをそろえる。

 中村さんはアパレル販売から一転、料理を仕事にしようと環境を変えた。アジア料理や和食の店、福祉施設の調理などで料理を勉強してきたという。中村さんは「料理はもっとよくできる工夫が豊富にあり、ずっと追及していける面白さがある。定番のメニューを丁寧に作り、当たり前においしいひとときをお客さまに提供していきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~15時、17時~21時。日曜定休。

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