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岡山・表町商店街で大学生がイルミ点灯 テーマは愛、町・環境への思いを表現

岡山への愛を表現した桃のパネルをPRするメンバー

岡山への愛を表現した桃のパネルをPRするメンバー

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 岡山市の表町商店街の紙屋町地区で12月2日、「表町商店街イルミネーション」の点灯式が行われた。主催は中国学園大学国際教養学部国際教養学科とトミヤコーポレーション。

イルミネーションで装飾されたアーケード街

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 同イルミネーションは同学部学生の自主企画で初めて点灯。「カルチュラルメゾンコチャエ」前から時計台付近までをメインに電飾を設置。約3万球のLED電球を使用し、ペットボトル500本を加工した装飾をアーケードに掲げる。桃・ハート型の大型パネルを通りのシャッターに取り付け、緑・シルバーなどのモールで看板を飾り、アーケード街をライトアップする。

 リーダーの難波拓樹(ひろき)さんは入学当初からまちづくりに興味を持っていた。同学科准教授の佐々木公之さんから提案を受け、8月から自主的に有志メンバー6人を集めて始動した。難波さんは「表町のにぎわい創出に大学生としてチャレンジでき、やりがいを感じている。思い通りに伝わらず苦労したこともあるが、商店街の方の協力で点灯が実現できてとてもうれしい」と話していた。

 テーマは「愛」。一人一人の温かい気持ち、人が集ってにぎわう町の温かさをイメージした。桃のオブジェで地元岡山の愛、ペットボトルをリサイクルした装飾で環境への愛を表しているという。

 同イルミネーションは、岡山市政策局政策企画課による「大学生まちづくりチャレンジ事業」全12件の一つ。協働したトミヤコーポレーション会長の古市大蔵さんは「表町商店街を明るくしたいという思いに賛同し、大学生がアイデアを出して実現してくれたことに感謝している。岡山で活躍する若者に機会を提供し、支援していきたい」と話していた。

 期間中には同地区のコチャエで「岡山表町商店街紙屋町クリスマスフェスティバル」(12月23日)が予定されている。音楽の演奏、高校生によるブース出店、ホットドリンクの販売などが行われる。

 点灯時間は17時~24時。12月24日まで。

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