屋根・外壁工事店とエンドユーザーをつなぐポータルサイト「やねいろは」「かべいろは」を運営する、いえいろは株式会社(本社:岡山県岡山市南区・代表取締役社長:白神 康一郎、以下「いえいろは」)は、奈良県磯城郡3町である奈良県田原本町(町長:高江 啓史、以下「田原本町」)・同県三宅町(町長:森田 浩司、以下「三宅町」)・同県川西町(町長:小澤晃広、以下「川西町」)と、3町共同で災害時における家屋外装等の応急復旧支援に関する協定を、2025年11月10日(月)に締結しましたので、お知らせいたします。
なお、3町合同での記者会見は2024年9月27日(金)以来となります。

※協定式(左から、三宅町 森田浩司町長、いえいろは株式会社 代表取締役 白神康一郎、田原本町 高江啓史町長、川西町 小澤晃広町長)
本協定は、当該3町内で大規模災害が発生した際、町民生活の早期再建を目指し、屋根や外壁など家屋外装等の復旧支援を迅速かつ円滑に行うための枠組みを定めたものです。大規模災害が起こった時に町内業者だけでは数百件から千件以上の依頼が殺到することで全ての対応が困難となる場合に、いえいろはが保有する日本中の屋根・外壁工事店ネットワークと、ポータルサイト運営を通じて培った知見を活かし、相談窓口の設置から応急対応、本格復旧に至るまで段階的な支援を提供します。その際に、必要に応じて、当該3町発行の腕章などの識別用品をいえいろはが派遣する工事店に提供することで、当該3町の町民の皆様が不安なく進められるような体制を構築いたします。
いえいろはにより、的確な応急対応と専門業者との迅速なマッチング・工事を実現し、当該3町の復旧活動をサポートすることで、被災者の平常の生活への迅速化に貢献してまいります。
■協定締結の背景
近年、日本各地で台風・地震・豪雨などの大規模災害が相次いで発生し、住宅の屋根や外壁といった外装部分への被害が急増しています。これに伴い、平常時の数倍にのぼる修繕需要が発生し、地域の工事店だけでは対応が困難なケースが各地で課題となっています。
さらに、災害時の被災建築物は通常のリフォーム工事と比べて建築物に災害による負荷がかかっているため、通常よりも更に高度な技術力と迅速な対応が求められます。したがって、良質な専門技術者の確保や対応体制の整備がますます重要となっています。
当該3町においても、近年の台風や豪雨による住宅被害があり、今後の災害発生時には、応急対応や復旧工事における人手不足が深刻化するおそれがあることから、早期の備えが求められておりました。
こうした背景のもと、全国の屋根・外壁工事店ネットワークを有するいえいろは株式会社が、2022年に開始した大手保険会社・JRDとの日本全国での広域災害復興スキームでの実績を活かし、当該3町との協議を経て、今回の協定締結に至りました。
■協定の主な内容
・災害発生時の応援協力要請に関する取り決め
・町民向けの外装復旧相談窓口の設置
・応急的な仮補修(ブルーシート養生など)の実施
・本格的な修理工事(瓦・外壁の修復等)を担う業者の派遣(復旧工事時には当該3町発行の識別用品を着用)
・町内業者の活用を基本とし、業界団体との連携・調整を重視
・町民向け防災セミナーや情報提供による平時からの意識啓発
■協定におけるフロー図
【大規模災害発生時】
*下図連絡系統図に限らず、弾力的に対応する

※該当町=田原本町、三宅町、川西町
災害時には、町内業者への修繕依頼が一時的に集中するため、民間と自治体が連携する体制の整備は喫緊の課題となっています。いえいろは株式会社は、これまでの事業で培ってきたマッチング機能と、各地域の専門業者とのつながりを活かし、被災直後から本格復旧までを一貫して支援できる仕組みを構築。町民が安心して日常生活を取り戻せるよう、当該3町とともに災害復旧に取り組んでまいります。
今後もいえいろはは、地域自治体・社会との連携を深め、「住まいの安心」を守る防災ネットワークの構築を全国に広げてまいります。
■「いえいろは」について
いえいろは株式会社は、屋根・外壁工事の熟練職人と施主を直接つなぐマッチングサイト「やねいろは」「かべいろは」を運営しています。
「専門性が求められる建築分野において毎日頑張っている職人に、より良くなる機会を提供することで消費者を含めた社会の発展に寄与すること」をビジョンに掲げ、全国47都道府県で良質な工事店を取材・撮影し、職人の想い・施工事例・口コミを発信。従来の多重下請け構造を介さず、施主が適正価格で安心して直接依頼できる仕組みを提供しています。
工事店の登録基準として、1.工事を外注ではなく自社施工できる、2.実務経験が7年以上ある社員職人が自社に必ず在籍していることを挙げているため良質な工事店のみが登録、エンドユーザーからの満足度は95%に達しております。
2022年6月には一般社団法人全日本災害住宅レジリエンス協会とも「自然災害発生時の、被災者を早期救済することを目的とした協定」を締結、また、2025年6月には、滋賀県守山市と、今回と同様「災害時における応急復旧活動への応援に関する協定」を締結しており、自然災害時の迅速な復旧支援にも取り組むことで、建築業界と社会の発展に貢献しています。
■「田原本町」について
奈良県中和地域の中央に位置する田原本町は、平坦な大和盆地の地形と四方をめぐる河川により、ゆたかな“田園都市”の風貌を今に残しています。
町の東部には大和川、中央には寺川、西部には飛鳥川・曽我川が北流し、かつて古代から人々の暮らしと文化を育んできた水辺が町を彩ります。
また、町内には弥生時代の大集落跡として知られる唐古・鍵遺跡をはじめ、古代から中世にかけての歴史・文化資源が豊富に残されており、歴史を感じる町並みと暮らしが調和しています。
「子どもから高齢者まで誰もがいきいきとした暮らしを楽しむまち・たわらもと」を掲げ、多様な世代が安心して暮らせる環境づくりを推進しています。
■「三宅町」について
奈良県中和地域、奈良盆地のほぼ中央に位置する三宅町は、面積わずか4.06?km? と、全国でも 二番目に小さい町に数えられるコンパクトな自治体です。
その恵まれた立地は、名峰 金剛山・葛城山の山並みを望み、肥沃な飛鳥川・曽我川・寺川の流域に広がる豊かな田園環境の中で、歴史と暮らしが静かに息づいています。
「自分らしくハッピーに スモール(住もうる)タウン」というビジョンを掲げ、多世代が安心して暮らせるまちづくりを進めています。
面積・人口規模が小さいゆえに、「ちょうどいい田舎」ならではのゆとりとコミュニティの密度を活かしながら、都市部とのアクセス利便性も兼ね備えた環境が大きな魅力です。
■「川西町」について
奈良県のほぼ中央、大和盆地の中に位置する川西町は、県内でもひときわコンパクトながら、豊かな歴史と暮らしの魅力にあふれた“ちいさくても奥深い”まちです。
「子どもを中心に多様な交流が生まれるまちKAWANISHI」を掲げ、住民ひとりひとりが参画しやすい地域づくりを進めています。
また、小さい町だからこそ「暮らしやすさ」「地域コミュニティの温もり」を大切にし、歴史と暮らしの“距離感”が近いまちとしてその魅力を打ち出しています。
■会社概要
会社名:いえいろは株式会社
所在地:岡山県岡山市南区浦安南町579
代表者:代表取締役 白神 康一郎
設 立:2021年10月
企業サイト:https://corp.ieiroha.net/
事業内容:IT等を使った建築関連サービスの提供
<運営サービスサイト>
・屋根工事専門ポータルサイト「やねいろは」 https://yaneiroha.com/
・外壁工事専門ポータルサイト「かべいろは」 https://kabeiroha.com/
・いえいろは株式会社 採用サイト https://recruit-site.info/corp.ieiroha
