子どもたちと描いた壁面アート作品が12月2日、岡山市新庁舎建設工事仮囲いに登場した。
同プロジェクトは、来年9月26日から開催される「岡山芸術交流2025」の300日前記念として開催。お披露目式には、実行委員長の大森雅夫市長らが出席。園児5人もスタンプで模様を描き追加し、市長が最後の筆入れをして完成させた。
アート作品は岡山市保健福祉会館の東側にあり、岡山市役所の建て替えに伴い建設中の新庁舎建設工事仮囲いに幅8メートル、高さ1.6メートルで描いた。新庁舎、岡山城、後楽園、サル、犬、キジ、桃やブドウなどを描いた。1週間ほど前に下描きを始め、前日には30人の小学生が色塗りをしたほか、両端に花や動物、果物などを描いた。
作品を手がけたイラストレーターのしんたにひかるさんは、自身も務める岡山市北区まちづくりアンバサダーのロゴマークや岡山空港国際ロビーに期間限定の絵巻物風の壁画などを描く。しんたにひかるさんは「岡山芸術交流は街を歩いて楽しむアートイベント。わくわくするような楽しい絵を描いた。岡山の魅力は観光名所や特産物だけじゃなく、山や田んぼのような日常にもあることを描いた」と話す。
新庁舎の完成は2026年5月末を予定。地上17階、地下2階、高さ87メートル。現在は12階まで立ち上がっている。仮囲いが外されるまで壁画アートを展示する。