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岡山・岡南飛行場で空飛ぶ車の試験飛行 リフト・クルーズ型は日本初

一般社団法人「MASC(マスク)」の坂ノ上博史事務局長

一般社団法人「MASC(マスク)」の坂ノ上博史事務局長

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 一般社団法人「MASC(マスク)」が11月29日、日本で初めてAUTOFLIGHTの機体「V2000CG」の試験飛行を岡南飛行場(岡山市南区浦安南町)で行った。

「V2000CG」の試験飛行の様子1

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 同機体は、中国とドイツの合弁会社「AUTOFLIGHT」の無人貨物機。幅約15メートル、最大離陸重量2000キロ。マスクがこれまで飛行実験を行ってきた機体のうち最大で約350キロまで荷物を載せることができる。機体には上昇・下降の羽根だけでなく、水平飛行するための羽根があるリフト・クルーズ型で、最大250キロの飛行距離を記録したことがある。今年7月にお披露目した。同機体のフライトは中国国外では初で、リフト・クルーズ型の国内初フライトとなった。

 当日は朝7時から式典が行われ、武久顕也瀬戸内市長や町内会連合会長なども初フライトを楽しんだ。同飛行場で、地上50メートルの高さを最高時速35キロで4分29秒間、991メートルを飛行した。

 坂ノ上博史事務局長は「マスクでは2028年をめどに瀬戸内海の物流、別機体で人が乗れる機体での運用を目標としている。朝日を受けて飛ぶ様子を地域の人にも見てもらえた。今後の観光、物流、災害対応など実際に空を飛ぶ車の未来の姿を一緒に考えていきたい」と話す。

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