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岡山のノートルダム清心女子大、学祭で桃とマスカルポーネの生ドーナツ販売

ノートルダム清心女子大学のノッテ・ステラの山村彩花さんら

ノートルダム清心女子大学のノッテ・ステラの山村彩花さんら

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 ノートルダム清心女子大学(岡山市北区伊福町2)の人間生活科・立石ゼミの地域プロジェクト「Notte Stella(ノッテ・ステラ)」が11月3日、大学祭で特別コラボ生ドーナツを販売した。

ノートルダム清心女子大学のノッテ・ステラが販売した「ももポーネ」の生ドーナツ

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 60回目を迎えた大学祭は、「過去を尊重しつつ未来を切り開く」という意味を込めたテーマ「栞(しおり)」として、2日・3日の2日間開催。テレビ「おかあさんといっしょ」11代目歌のお兄さん・横山だいすけさんのトーク&ライブショーを行ったほか、真庭市二川地域で栽培された伝統野菜の土居分小菜(どいぶんこな)を使った料理や天文部のたい焼きなど20店の模擬店が出店。聖歌隊「Cuore Puro」は聖歌など10の発表を行ったほか、「路上観察倶楽部」の写真など12の展示企画があった。

 ノッテ・ステラは、同大の立石麻美子助教のゼミ3年生10人から成るプロジェクト。「食を通して人と人をつなぎ、地域が持つ価値を見つめ直し、次代へ受け継ぐ」ことを目的に活動している。

 昨年はローカルSDGsプロジェクトとして、パンと焼き菓子の店「リエルプラス」(中区海吉)に同ゼミ生が提案した岡山県産森林鶏を使った照り焼きチキンピザを考案・試作し、「WONDERFUL SMILE2024岡山トヨタ」で販売した。

 今回は、農林水産省が2013(平成25)年に設立した農業女子プロジェクトのうち「おかやま農業女子」に参画する3代目の桃・ブドウ農家「Orchard Itano(オーチャードイタノ)」が作る桃ジャムを使い、リエルプラスの姉妹店「riel donut(リエル・ドーナツ)」とドーナツの商品開発に取り組んだ。

 野菜・果実・米、養鶏・酪農、加工食品の分野で20社以上が参画するおかやま農業女子の中で、ドーナツの中に入れるクリームを開発するに当たり、水分量が少ない桃ジャムとマスカルポーネと合わせた「ももポーネ」として販売。このほか、オリジナルのカボチャ、カスタード、チョコレート、ホイップの4種と合わせて予定の100個を上回る200個以上を完売した。

 ノッテ・ステラの山村彩花さんは「岡山県産の桃を使ったジャムとリエル・ドーナツの『生ドーナツ』の特製コラボで地域内にある価値をつなぐことができた。ドーナツを少し冷やした状態にすることで、『ももポーネ』のクリームが楽しめる」と話す。

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