岡山市中央卸売市場に4月18日、格安菓子の専門店「もったいない広場」(岡山市南区市場1、TEL 086-262-0772)がオープンした。
本店は瀬戸内市長船町の「備前おさふね元気村」にあり、「安い、懐かしい、珍しい」をコンセプトとし、スーパーマーケットにはない駄菓子や地元の幻のせんべい、かりんとうなども扱い県内遠方からも客が訪れる人気店。岡山市内や倉敷市に住む利用客から寄せられる「近くに出店してほしい」という声や市場からの要望もあり、同市場ふくふく通りにある系列の菓子卸業「大町商店」店舗でも販売することになったという。
「もったいない」の由来は、大手スーパーなどから賞味期限の3分の1が過ぎただけで返品されてしまう商品や、形が悪いというだけで廃棄されてしまうB級品、メーカーが抱えてしまった過剰在庫など、まだ十分食べることができるのに捨てられてしまう商品を買い取り提供している点にある。
経営する「大町」の秋山秀行社長(55)は「安さばかり注目されているが、本来はその裏側にある『もったいない現実』を伝えたいと始めた。今回市場に出店することで、市場全体やふくふく通りを盛り上げる起爆剤となれば」と話す。
営業時間は9時~14時。水曜・日曜定休。