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ファジアーノ岡山、J1昇格へ王手 地元居酒屋でサポーターら応援、「山雅ビール」飲み干す

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 岡山の居酒屋「雉(きじ)の酒場」(岡山市北区磨屋町、TEL 086-206-7779)で11月27日、ファジアーノ岡山が初めて出場したJ1昇格プレーオフを、地元サポーターらが観戦した。

オリジナルの山雅ビール

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 ファジアーノ岡山は、チーム発足後初めてJ1昇格プレーオフ進出を果たした。15時30分から長野・松本平広域公園総合球技場でプレーオフ準決勝を松本山雅FCと対戦した。ファジアーノ岡山は前半に1点先制したが、後半に同点に追いつかれる。試合規定上、同点の場合、ホームゲームの松本山雅FCの勝ちとなってしまうため、同店内は意気消沈したものの、後半アディショナルタイムに決勝点を決め、2対1で松本を破って勝利。プレーオフ決勝へと駒を進めた。

 店内には常設のテレビに加え、プレーオフに合わせて新モニターが設置された。画面を食い入るように見守っていたサポーターらは、試合終了のホイッスルが鳴ると一斉に立ち上がってハイタッチや握手を交わし、歓声を上げた。

 サポーターが作成した「J1ゆき片道きっぷ」の応援ボードについて、店長の山本伸一さんは「松本へ応援に行けないサポーターの思いが込められている」と切符の日付を変更していた。

 集まったサポーターはボードを囲み喜びの声を掛け合った。山本さんは「ファジアーノのサポーターが店に集まり、一体になって応援して勝てたことがうれしい。サッカーをきっかけに料理を楽しみながらつながれる場にしたい」と満面の笑みで話した。

 特別メニューとして同店オリジナルの「山雅ビール」が提供された。若葉色のビール。同店では恒例の「対戦相手を食べつくすメニュー」の一貫。女性サポーターは「今日は絶対に勝ちたかったので、一番最初に飲み干した。次回はどんなメニューがあるのか楽しみ」と話した。

 同店は今年3月にオープン。オーナーの桶井亮さんは「いずれは他県から来たサッカーファンと、岡山の料理を楽しみ、地元サポーターとも交流できる店にしたい」と話す。

 次回は12月4日、大阪市のキンチョウスタジアムでセレッソ大阪と対戦する。勝ったチームがJ1昇格となる。同店では15時から特別営業する予定。

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