岡山県立美術館(岡山市北区天神町、TEL 086-225-4800)で3月17日から、企画展「THE 世界名作劇場展~制作スタジオ・日本アニメーション 40年のしごと~」が開催される。
同展は、1975(昭和50)年に創立された「制作スタジオ・アニメーション」の40周年を記念して企画された。キャラクター設定の原画約100点、宮崎駿さん直筆の「赤毛のアン」レイアウト約30点などが展示される。ラスカルとの写真撮影会、学芸員による講座、絵本の読み聞かせなど、各種イベントを予定している。
学芸員の大山真季さんは「ジブリ映画の制作にかかわる高畑勲さん、近藤喜文さんなど、若いころに世界名作劇場の制作で活躍された方が多い。懐かしい作品を童心に返って見て、子どもに薦めたい作品に出会えたら」と呼び掛ける。
同展の前売り券にアニメ「あらいぐまラスカル」の缶バッジが付いてくるものも販売。同バッジは直径55ミリメートルで、岡山限定デザイン。白い背景にラスカルが桃を抱えて立ち、足元に「OKAYAMA」とピンクの文字が入っている。大山さんは「ラスカルは人気投票で1位にランクインするほどファンが多い。ツイッターなどで県外にも広まっている様子。岡山らしい桃をデザインした」と話す。
オリジナル缶バッジ付前売り券は900円、一般のみ。セブンイレブンのみで取り扱い、3月16日まで販売する。1000枚限定。販売状況は予定より早く、過去の企画展に比べて好調だという。
開催時間は9時~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。5月7日まで。