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岡山シンフォニーホールで「鍵盤ハーモニカフェスティバル」 0歳児から入場可能

鍵盤ハーモニカ奏者の妹尾美穂さんと鍵盤ハーモニカオーケストラ「ソラノオトOKAYAMA」のメンバー

鍵盤ハーモニカ奏者の妹尾美穂さんと鍵盤ハーモニカオーケストラ「ソラノオトOKAYAMA」のメンバー

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 「鍵盤ハーモニカフェスティバルin JAPAN 2021」が8月8日、岡山シンフォニーホール(岡山市北区表町1)で開かれる。

鍵盤ハーモニカ奏者の妹尾美穂さん1

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 鍵盤ハーモニカフェスティバルは、一般社団法人鍵盤ハーモニカ教育LABO代表理事・岡山出身の妹尾美穂さんが、2016(平成28)年に東京で第1回を開き、2017(平成29)年からは東京と岡山で開催してきた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大のため、「鍵盤ハーモニカフェスティバルin JAPAN」とし無観客の配信ライブを行った。

 今回は2部構成。第1部は、熱帯JAZZ楽団のトロボーン奏者の青木タイセイさんと鍵盤ハーモニカオーケストラ「ソラノオトOKAYAMA」が、アース・ウインド・アンド・ファイヤーの「セプテンバー」などビッグバンド編成の楽曲を演奏する。サポートミュージシャンのピアノ・阿部篤志さん、パーカッション・塩のやもとひろさん、ベーシストの岡田圭史さんと演奏する。

 「ソラノオト」は、妹尾さんがプロデュースする鍵盤ハーモニカのグループで、別に職業を持った年齢も性別も音楽歴も違う15人で編成する。メンバーの鍵盤ハーモニカは、メーカー、種類、色、音色などそれぞれ違う。鍵盤ハーモニカの種類によってサックス、トランペット、トロンボーンなどパートに分けビッグバンドを再現する。

 ソラノオトについて妹尾さんは「メンバーはどんどん精神的に豊かになっていく。相手の音を聞き、周りの音に気遣いできるようになっていく。そのためには自分が満たされている必要がある。音楽を奏でながら、メンバー同志でコミュニケーションを取っている。メンバーが、鍵盤ハーモニカを通して放つ生き生きとしたパワーを感じてほしい」と話す。

 第2部は、妹尾さんと阿部さんのユニット「iMAcoco」と岡山フィルハーモニック管弦楽団弦楽8重奏との共演。同楽団8重奏は、第1バイオリンに同楽団の主席コンサートマスターの高畑壮平さんを迎え、バイオリン4人、ビオラ2人、チェロ2人の8人で編成する。今年5月、「JZ Brat SOUND OF TOKYO」(東京都渋谷区)で管弦楽団4重奏と共演した時に弦楽器との相性の良さを感じ、岡山の管弦楽団とのハーモニーを届けたいと企画したという。

 このほか、オーディションで「iMAcoco」と一緒にステージで演奏できる企画「ドリームステージプロジェクト」で、大人用の鍵盤ハーモニカを演奏する9歳の女の子がステージに立つことが決まっている。

 妹尾さんは「子どもに鍵盤ハーモニカや音楽の楽しさを伝えたいので、0歳児から来てほしい。私自身も4歳の子がいて、子育ては孤独を感じることも多いはず。母親の気持ちが豊かになればきっと子どもに伝わる」と話す。

 「コロナ禍で気分の晴れない人、夢が持てない人、自信が持てない人などパワー不足の人に、ステージから多くのパワーを届ける。オンライン配信も行うので、日本中・世界中にパワーを届けたい。次は、武道館を目指す」と意気込む。

 現在、クラウドファンディングでチケット先行発売している。価格は、VIP席=1万5,000円、SS席=4,000円、S席=3,000円、中・高校生=1,000円、小学生=500円、未就学児無料。インターネットでの配信も行い、配信チケットは3,000円。クラウドファンディングは7月25日まで。

 開場は16時、開演は17時。

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