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岡山で缶詰やレトルト加工が手軽にできるラボ カフェとクラウドキッチン併設も

「MARS JAPAN」社長の原卓也さん

「MARS JAPAN」社長の原卓也さん

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 「MARS LAB(マーズ・ラボ)」(岡山市北区問屋町)がオープンして2カ月がたった。

「MARS LAB」の缶詰真空巻き締め機

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 水産食品卸を手掛ける「MARS JAPAN」が運営する同施設。カフェ、クラウドキッチン、缶詰やパウチのできる機械を備える。食品加工の許可は5種類を取得しており、部屋を分け各種設備を用意する。レトルトパウチや缶詰加工を小ロットから作ることができる。

 同社は、これまでも企業と食品の商品開発を行いながら、自社でも朝市やマルシェ・サッカーJリーグのスタジアムでの飲食販売などで新商品を開発してきた。2020年11月にオープンしたカフェでは、カレー、ハンバーガー、クラフトコーラなどを販売する。7月31日、8月1日は「ひなせキッチン」(備前市日生町)とコラボしたオムえびめしカレー(1,450円)などを提供する。

 社長の原卓也さんは「新型コロナウイルス感染拡大で飲食店が提供しているメニューを家で食べられるレトルト食品にするケースが増えた。キッチンカーなどのイベント出店では、急なイベント中止もあり、冷凍のストックやパウチでの商品化ができれば食品ロスも防ぐことができるとの声があった。食品の商品開発のハードルを下げ、新たな挑戦をする人の手助けができたら」と話す。

 「母の手料理を缶詰にする、アウトドア向け商品、介護食、災害用の食品、タイムカプセルなど多くの可能性がある。岡山独自の料理を缶詰にすることで世界の人へ届けることや、宇宙へ持っていくこともできる。食を通して人が笑顔になる手伝いを今後も続けていく」とも。

 営業時間は、11時~15時、18時~22時。

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