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岡山のバー2階に書店「本とおじさん」 新刊・古本100冊超並べる

書店「本とおじさん」店主のイシイコウジさん

書店「本とおじさん」店主のイシイコウジさん

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 書店「本とおじさん」(岡山市北区柳町2)が3月7日、「BARおじさん」の2階にオープンした。

書店「本とおじさん」の店内1

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 バー「おじさん」は、カメラマンのイシイコウジさんが2017(平成29)年8月、クリエーターが集まり情報交換する場所として出店した。イシイさんはオープンの150日前からSNSで、2階の撮影スタジオを書店に改装する様子などを発信していたが、新型コロナウイルス感染拡大によりオープンを見合わせていた。

 新刊・古本を100冊以上並べ販売する。店主のイシイコウジさんが、コピーライターや起業家などに「人生に影響のあった1冊」についてインタビューし、話で聞いた書籍を並べる。インタビューの様子はウェブで公開する予定という。

 イシイさんは「バーの酒と同じく、書籍も一つの共通媒体となる。リアルな書店では並びづらい本、オンラインの書店では推薦されない本が、独特な視点から本を薦める書店となるはず」と話す。

 店内には、「リーブル出版」(高知県高知市)の書籍や、イシイコウジさんのオフィスに置いていた、ファンション、アート、建築、デザイン関連の書籍、2004(平成16年)に創刊した「Tokyo Graffiti」創刊号など中古のファッション誌も並べる。

 イシイさんは「バーも書店を始めたのは、『おじさん』の価値を高めるためでもある。ネガティブなイメージで使われる言葉だが、若いころのトゲトゲした感じがなくなり、若者にやさしく接するいい『おじさん』は、培ってきた技術や経験を世の中のために提供することもある。コロナ禍で閉塞的になってしまった世の中だが、明るい未来を創る要素の一つになれば」とも。

 営業時間は「BARおじさん」フェイスブックページで告知する。

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