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岡山市民会館、閉館イベント企画を公募 ありがとう!さようなら!テーマに

岡山市民会館のスタッフ・菅野恵美さん

岡山市民会館のスタッフ・菅野恵美さん

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 岡山市民会館(岡山市北区丸の内2)の閉館記念事業に参画する個人や団体の募集が5月16日、始まった。事業主催は岡山市。

岡山市民会館大ホール

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 同館は、1963(昭和38)年に建築家・佐藤武夫さんの設計で開館。建物は旭川に面した石山公園に隣接し、V字型に切れ込みが入ったような外観の鉄筋コンクリート造・正八角形で、1718席の大ホールと会議室10室を備える。岡山芸術創造劇場「ハレノワ」が2023年9月にオープンすることもあり、2024年3月末で閉館する。

 記念事業では、岡山市民会館に「ありがとう」「さようなら」の気持ちを込めたイベントを実施する個人や団体を募集。イベントは2023年4月から2024年3月末までに開催してもらう。内容はコンサート・伝統芸能・ダンス・ミュージカル・講演会・式典など特に制限はない。誰でも申請できる。

 選考により開催が決まったイベントは、岡山市と岡山市民会館の共催となり、大ホール基本料金と空調・備品の使用料金を合わせ最大20万円を上限に助成する。同館のイベントガイドへの掲載や岡山市役所や公民館でのチラシの配布、ポスターの掲示なども無料とする予定。パンフレットやポスターにキャッチコピーの「ありがとう!岡山市民会館」と冠ロゴマークを入れる条件がある。

 岡山市民会館のスタッフ・菅野恵美さんは「子どもの頃の合奏・合唱コンクールやピアノの発表会などステージに立った人やコンサートやイベントで訪れたことがある人も多いはず。60年の歴史に幕を閉じるタイミングに合わせ、思い出を語り合い、別れを惜しむイベントを企画してほしい」と話す。

 募集期間は7月15日まで。選考会は8月7日に行う予定。

 記念事業では、建設当時からほとんど変わっていない建物の「見納め見学会」や備え付けのスタインウェイのピアノを弾いてもらうイベント・ピアノリレーなどの開催も予定している。

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