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障がい者にもモータースポーツ観戦を 岡山国際サーキットで実証実験へ

アイデアコンテストのプログラム・ゼネラル・マネージャーの平野里子さん

アイデアコンテストのプログラム・ゼネラル・マネージャーの平野里子さん

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 障がいがある人にもモータースポーツを楽しんでもらおうと10月15日・16日、岡山国際サーキット(美作市)で実証実験が行われる。

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 実験は、「トヨタ・モビリティ基金」(東京都文京区)が募集するアイデアコンテストで1次選考を通過した案を同日行われる「スーパー耐久レース」で実証する。

 同コンテストは、障がいのある人がレース観戦を楽しもうとするときにある課題やハードルを乗り越えるアイデアを募集する。テーマは「Mobility for ALL(移動の可能性を、すべての人に)」。レースを現地で観戦する場合と遠隔で観戦する場合などの状況設定や、家からサーキットまでの移動に関する課題やサーキット内での課題、レースを楽しむための課題など、課題設定も自由とする。

 一次選考は「障がいのある人目線で考えられているか」「革新的な技術や課題解決があるか」「10月に実証実験などができるか」などを基準に行う。選ばれたアイデア10件(予定)には、最大1,500万円の活動資金を提供する。

 一次選考を通過したアイデアは、実証実験に向けて技術やソリューションを提供してくれるパートナーを募集できる。11月には最終審査を行い、採択されたアイデアには追加で活動資金を提供する。

 同コンテストのプログラム・ゼネラル・マネジャーの平野里子さんは「視覚障がい、聴覚障がい、四肢障がいの3組にサーキットに訪れてもらい課題や楽しみ方を話してもらう動画を特設サイトで公開した。当事者の目線を大切にし、経済的な持続可能性も考慮して、モータースポーツだけでなく広がりのあるアイデアが生まれることを期待している」と話す。

 募集は6月17日まで。オンライン説明会を同6日・8日、岡山NPOセンター(岡山市北区表町1)がオンラインで開く。

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