一斉ライトダウンイベント「七夕ライトダウンinおかやま2023」が7月7日、山陽新聞社さん太ホール前広場で開かれる。主催は岡山市と岡山県環境保全事業団。
同キャンペーンは、2003(平成15)年に環境省が「CO2削減・ライトダウンキャンペーン」として始めた取り組みを、岡山市が2008(平成20)年ごろから開催している。岡山市の環境保全課地球温暖化対策室から今年4月から新設されたゼロカーボン推進課が担当している。2021年から岡山市だけなく岡山連携中枢都市圏の津山市・玉野市・総社市・備前市・瀬戸内市・赤磐市・真庭市・和気町・早島町・久米南町・美咲町・吉備中央町で一斉に開催している。
6月21日の夏至から7月7日の七夕までの期間中、家庭・事業所での節電を呼びかけることで地球温暖化防止につながる取り組みを実践するきっかけづくりと位置づける。ウェブサイトで照明を消した時間を報告してもらう取り組みを行っている。昨年は、電力削減量は39,184キロワットアワー、CO2削減量は2万413キロとなり、一般家庭の約9世帯分の年間消費量を削減したことになるという。
当日は、津軽三味線の櫻根武之さん、オカリナの軽部りつこさん、シンガー・ソングライターのまちだこうぞうさん、鍵盤ハーモニカ&ピアノの妹尾美穂さん&山地真美さんのミニコンサートを行う。
20時に消灯カウントダウンを行う。会場となる山陽新聞社が消灯を行うほか、イオンモール岡山や杜の街グレースなど商業施設のある市役所筋の事業者に消灯協力を呼びかけている。会場は竹を使ったキャンドルなど約400個を設置。
岡山市環境局環境部ゼロカーボン推進課の新居田侑也さんは「キャンドルの光、コンサートを楽しむことで結果的に省エネにつながる時間としてほしい。期間中だけでなく、継続した節電で2030年の脱炭素目標に向けて意識変化のきっかけとしたい」と話す。
開催時間は18時~20時30分。