本田圭佑さんが発起人を務める10歳以下のサッカー大会「4v4 U10」の岡山大会が8月21日、ニッショクフットサル岡山(岡山市北区栢谷)で開かれた。
主催は、本田さんが社長を務める「NowDo株式会社」(東京都新宿区)と岡山県内でサッカースクールを運営する「SHIN style(シンスタイル)」(早島町)。シンスタイルの福森慎太郎さんは、6歳以下のサッカー大会「キンダーサッカーカップ」を開催したこともある。
同大会の予選ラウンドが8月1日にスタートして、11月30日まで200回を超える大会が開かれる。大会にはブロンズ、シルバー、ゴールドとランクがあり、岡山大会はゴールドランクに位置付けられている。ゴールドランクの大会で優勝したチームは、12月24日・25日・26日の全国大会に出場することができる。
優勝を逃したチームまたはブロンズやシルバーランクの大会に出場したチームは順位によってポイントを付与され、期間中に獲得数が多い32チームも全国大会に出場することができる。
試合は、U10(小学4年生以下相当)の子どもが4人対4人で競う。前半・後半のない10分、シュートはハーフウエーラインを越えなければ打つことができないため、ゴールキーパーも攻撃参加しやすく、ボールを保持して20秒以内にシュートを打たなければならない。チームは6人で編成することができ、選手交代は自由。監督やコーチなどベンチに大人は入れない。
岡山大会は、県内外から登録した24チームが出場。3チームごとの8グループに分かれ、リーグ戦を行い、順位によってトーナメント戦を行った。決勝は、チーム「glow(グロウ)」と「いなずま」。倉敷市の少年サッカーチームのメンバーで作るグロウが優勝した。
決勝で敗れたチーム「いなずま」の選手がコートに膝をつき悔しがる姿を見て、本田さんは「悔しい思いを練習に向け、もう一度、チャレンジしてほしい。負けず嫌いに何度もチャレンジする人を応援したい」と話す。
「監督がいないことで、自分たちで考え、課題や問題を超えていく。スポーツの場だけではなく、学校内でも自分で考え行動する機会は少ない。プロサッカー選手にならなくても、負けず嫌いで、自分で行動できる大人になってほしい。サッカー少年少女だけじゃなく、まだサッカーに触れていない小学生にも出場してみてほしい」とも。
12月26日には全国大会の決勝と、優勝チームと本田さん率いるスペシャルプロチームとの対戦を予定している。