岡山日仏協会が12月26日で10周年を迎え、それを祝う記念パーティーが1月28日、ANAクラウンプラザホテル(岡山市北区駅元町)で開かれる。
同協会は2013(平成25)年12月26日に設立。現在、会員は250人以上。11月第3木曜に開く「ボージョレー解禁パーティー」のほか、フランスと日本の食文化を楽しむ「農業祭」、フランス人留学生を囲む会、岡山大学准教授・萩原直幸さんの「フランス語講座」などを開いてきた。
同協会は、フランス好きが高じて医師の佐藤理さんが設立。佐藤さんは2000(平成12)年、年2回の「ワイン会」を8人のグループで始めた。その後、フランスのボルドー、シャンパーニュ、ブルゴーニュなどにワインを買い付けに行くようになった。絵を習い描くようになったことから、フランスへ行けば美術館に足を運んでいたという。
当日は、フランス人落語パフォーマーの尻流複写二(シリル・コピーニ)さんが落語を披露する。シリル・コピーニさんはフランスのニース出身。1997(平成9)年に在日フランス大使館の職員として来日した後、翻訳家としても活動。日本の文化を海外に広めたいと思い、2011(平成23)年に落語を始めたという。
佐藤さんは「フランス料理とフランスワイン、フランスに興味のある人なら誰でも来てほしい。当日はベストドレッサー賞を決めるので、おめかししてきてほしい。今後はコロナ禍で中止していたフランス人留学生を囲む会の開催や、音楽・食文化・絵画などジャンルに分けた交流も考えていきたい。敷居を低くして多くの人に参加してほしい」と話す。
開催時間は18時30分~。非会員でも参加できる。非会員の参加費は1万6,000円。