岡山に6月10日、自然派ワインと野菜とチーズをメーンとした飲食店「ナチュレルモン」（岡山市北区本町、TEL 086-226-8201）がオープンした。

自然派ワインと野菜料理の数々

自然派ワインの店「プレヴナン」（北区本町、TEL 086-226-8341）がプロデュースする同店。「ナチュレルモン」はフランス語で「自然のままに」を意味する。オーナーの山本和志さんは「ワインを販売するだけでなく、その提供の仕方から提案したい。いずれ誰かと組んで飲食店をやりたいと思ってきたが、スタイルの違いなどなかなか難しく、フードも自分でやることになってしまった」と話す。

これまでも同店内の一部を改装して、2坪のスペースにカウンター5席を置き、試験的な飲食スペース「ナチュレルモン ヴァン」を営業してきた。偶然隣に空き店舗ができたのをきっかけに、これまで語ってきた夢に賛同する人たちから出資を募り、出店に踏み切ったという。店舗面積は10坪。席数はカウンター5席とテーブル席16席を備える。

メニューは肉・魚は使わず、チーズや岡山で無農薬や有機農法を実践する農家から直接仕入れる野菜を中心とした料理。「チーズ盛り合わせ」（750円）、ふわっとした衣が特徴の「本日のフリット」（700円）や、「焼き野菜」（同）、初夏だけのメニュー「ズッキーニのポタージュ」（500円）、「白いんげんとキャベツのスープ煮」（同）、平飼い卵を使った「キッシュ」（同）など。野菜そのもののうま味が濃いのでシンプルな調理法を心がけており、内容は野菜の旬ごとに常に入れ替わるという。

ワインは、「グラスワイン」（600円～）、ボトル（応相談）。オーガニックやビオディナミなどの赤、白、スパークリング、シャンパーニュなど10種類以上。このほか、有機リンゴの「プティシードル」（ボトル1,100円）、「オーガニックビール」（750円）、「有機ブドウジュース」（600円）も取りそろえる。

山本さんは「自然派ワインには自然のままに育った野菜が合う。生産者の思いの詰まったワインと健康的な野菜料理で、癒（いや）しの空間と活力を与える場を提供したい」と話す。

営業時間は17時30分～23時30分。月曜定休。