ブラジリアン柔術の黒帯の高山拓也さんが12月26日、焼き肉店「キムラロック」(岡山市北区柳町1)をオープンした。
津山市出身の高山さんが東京からJターンして開いた同店。高山さんは高校卒業後に東京に引っ越し、20代後半でブラジリアン柔術を始める。道場の先輩がブラジリアン柔術専門道場「トライフォース岡山」(清輝橋2)を昨年4月にオープンしたことをきっかけに、岡山へのJターンを考え始める。焼き肉店に10年以上勤め、いつかは自分の店を持ちたいと考えていた高山さんに友人から元焼き肉店の空き物件があることを教えてもらいオープンを決意したという。
メニューは、上タン(1,380円)、厚切り上タン(1,680円)、和牛カルビ(980円)、和牛上カルビ(1,380円)などのほか、津山シマチョウ(上ホルモン)(680円)、上ミノ(780円)、ツラミ、ギアラ、ヨメナカセ(ハツモト)(以上630円)などホルモンは津山から仕入れる。
店名の「キムラロック」は柔道では「腕がらみ」と呼ばれる格闘技の関節技の名前。1951(昭和26)年に柔道家の木村政彦さんがブラジルでエリオ・グレイシーにこの技をかけ勝利した時から、この技が世界的に「キムラロック」と呼ばれるようになった。高山さんが特にこの技が得意ということではないが、響きが気に入り名付けたという。
高山さんは「職場帰りに仲間と焼肉、一人焼き肉でも大衆焼き肉店として楽しい雰囲気を作りたい。そずり肉、干し肉、肉こごりなど地元津山の名産や、ハナザンショウハラミ、鬼おろし上カルビなど、こだわりメニューも今後増やしていきたい」と話す。
営業時間は17時~24時。