
中高生ボランティア団体「高島地域づくり隊」が8月9日、「たかしまキッズ夏まつり」を岡山市立高島公民館(岡山市中区高島)で開催した。
岡山市中区高島に住む中学生が中心となり、「地域で自分たちにできることをしたい」と考え、約5年前に結成した同団体。現在は約70人が所属。同館や地域の大人たちがサポートし、地域の困り事解決や活性化につながる活動を企画・運営している。
「たかしまキッズ夏まつり」は今回で3回目。かき氷の屋台やお化け屋敷、ゲームコーナーをメンバーが担当した。数カ月前から打ち合わせを重ね、企画・準備に取り組んできた。お化け屋敷では小さな子どもでも楽しめるよう「イージー」と「ハード」の2コースを用意したほか、かき氷の屋台では客の動線を工夫するなど、自らPDCAを回し改善を重ねた。当日はお化け屋敷の入場整理券が5分で完売した。
同団体メンバーで高校1年の片山世波さんは「思っていたより大変なこともあったが、役割を分担し協力できた」と振り返る。中学3年の服部由依さんも「学年や学校が違う仲間と出会えるのが楽しい。フレンドリーで誰とでも話せる雰囲気なので気軽に入ってきてほしい」と団体の魅力を話す。活動の集まりでは毎回アイスブレークを行い、学年を超えて話しやすい環境を大切にしているという。