総社の市民活動団体「MONJU no CHIE(もんじゅのちえ)」が配信するネットラジオ番組「三人寄ってMONJUのラジオ」が12月8日、5周年を記念した配信を行う。
同団体は、社会福祉士の森亮介さんと2017(平成29)年に総社市の主催する「そうじゃ若者塾」で出会った学習塾を経営する高山和成さん、高山さんの大学の先輩だった大学教員の村井聡紀さんが加わり、2020年3月に結成した。
同団体のテーマは「醤油(しょうゆ)の貸し借りができるまちへ」。2021年に総社市の市民提案型時事業としてスタートしたそうじゃチャレンジラボ「KUWADATE(くわだて)」では、5人~10人ほどの参加者が、やりたいことなどをまとめた「マイプラン」を月に一度ブラッシュアップしていく「起業しなくていい塾」を運営。そのほか、月1回、たき火を囲んで語らうなど行うコミュニティーの場「寄り合い」、同市の市議会議員と語り合う「ふらっと車座ミーティング」などのイベントを開いている。
同番組は毎月8日22時から、ユーチューブ、フェイスブックライブで配信する。以前、森さんと高山さんが月1回、飲みながら、互いの価値観などを話し合った経験と、ラジオパーソナリティーをやってみたかった高山さんの願いで配信を決定。村井さんは放送作家として裏方を務める。同団体の代表を務める森さんが1カ月を振り返るコーナー、キーワードを同団体らしい言葉に置き換えていく「MONJUの広辞苑」、視聴者の相談に応える「MONJUの相談室」のコーナーも行う。リアルタイムに視聴者からのコメントにも応えながら進行し、当初30分だった番組は現在は約1時間の配信となっている。
当日は5周年記念企画として、視聴者に電話をつなぐ「テレホンリレー」を行う。約10人が知り合いを紹介して電話リレーをする予定。
森さんは「総社の人が、総社のことを話しているネットラジオに興味を持ってもらえたら聴いてほしい。岡山県社会福祉協議会が主催している『無理しない地域づくりの学校』で私自身が大きく変われた実感がある。まちのことに興味を持ち、関われるきっかけの一つになれば」と話す。
配信時間は22時~23時ごろ。