外国にルーツのある親子の交流の場「色んな国の人と出会おう!遊ぼう!話そう!」の中で外国人向け「小学校入学と学校生活」講座が2月14日、岡山県青年館(岡山市北区津島東1)で開かれた。主催は「居場所づくりネットワークINE(いいね)」。
「色んな国の人と出会おう!遊ぼう!話そう!」で行う「小学校入学と学校生活」講座の様子
同団体は、アジアの風「岡山外語学院」と「Yuu(結う)」で外国にルーツを持つ親子を支援する団体として2022年に結成。毎月第2、4土曜に親子で参加できる日本語教室や交流事業、専門家による相談会などを開いている。
当日は、日本人の親子も参加できる年に1度の日で、アメリカ、イエメン、ベトナム、インドネシア、ナイジェリア、ガーナの親子全28人が参加した。前半は、岡山大学に通うインドネシア人留学生4人が、クバヤやバティックといったインドネシアの伝統的な衣装を着て、伝統的打楽器「アンクルン」の演奏を披露。その後、親子も参加して「きらきら星」を演奏した。
後半は、子どもたちが童歌やダンスで遊んでいる間、親向けに「小学校入学と学校生活について、みんなで話しましょう」を開催。38年間、小学校教諭を務めた高原芳明さんが編集を手がけ、昨年完成した「いこうやあ!おかやまの小学校」を題材にグループで話し合った。
高原さんは「『就学時健康診断を行う学校医は男性が多いこと』『給食には宗教上の理由やアレルギーのある食材が含まれること』『学校ではアクセサリーやピアス、化粧は禁止されていること』など日本人であれば当たり前だと思うことも、外国人にとっては分からないことがある。分からないことは相談して互いに安心して楽しく過ごしてほしい」と話す。
「この本は既に6回バージョンアップした後に発刊したが、既にタブレットによる連絡や宿題、給食費の無償化など変化が早い。改訂して新しい情報を届けられるように努めたい。子育てを経験したマスニアさんのような外国人から外国人に伝えていけるようになることが望ましい」とも。
日本で子育て経験のあるマレーシアにルーツのあるマスニア・ビンティ・モシディさんは「幼稚園、小学校、中学校、高校とずっと心配は尽きない。学校も対応してくれることが多くなった。子どもは学校で友達ができると、きっと大丈夫。親も友達を作って、日本の事情を知ることができれば、うまくやっていける」と話す。
同書は英語版と日本語版があり、INEのウェブサイトからもダウンロードできる。