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子育て支援団体「くまの森」が5周年 専門家と相談できる場所を

一般社団法人「くまの森」代表理事の森廣美郷さん

一般社団法人「くまの森」代表理事の森廣美郷さん

 「無制限あそび」など親子向けイベント企画などを行う子育て支援団体「くまの森」(岡山市北区下中野)が開業して、3月10日で5周年を迎えた。

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 同団体は、保健所で保健師として勤務してきた森廣美郷さんが、コロナ禍で子育て無料相談ができなくなったのをきっかけに、子育て支援で最も大切だと感じる専門家との相談を継続するため、2020年に親子が集まって相談できる「子育てサロン」を始めた。

 翌年には、「児童館が閉まり、子どもが遊びに行けない」という声を聞き、大きな紙に全身を汚れを気にせず絵を描く遊び、絵の具に小麦粉を混ぜて作った泡の感触を楽しむ遊びなど、「無制限あそび」と名付けて実施した。

 現在は、保育士、助産師、看護師、理学療法士など約30人の専門職が所属し、親子向けイベントや講座、託児所の運営、企業に向けた育休復帰や育児中の働き方の支援を行うほか、2022年に始めた「寺子屋」では、産後の働き方の一つとして起業のための伴走支援も行う。

 森廣さんは「子育てをする親が、専門家に相談できる環境を整えたいと考えるのは、保健師の時に児童虐待の現場に関わってきた経験があるから。子どもを大切に思っている親でも、支援や相談先がなかったために虐待してしまったケースもあった。産後の身体的ケアだけでなく、仕事やお金の悩みの解消など支援の幅を広げ、つながる機会を増やしたい」と話す。

 2024年には、託児所として使っていない時間は講座やイベントスペースとしてレンタルできる「くまの子Sunroom(サンルーム)」を開設したほか、2025年には、「スターバックスコーヒー岡山中仙道店」「三井アウトレットパーク倉敷」「KOJI CAFE(コジカフェ)」など店舗内に見守りスタッフが常駐し親子の居場所を作る「子育て応援キャラバン」をスタートした。5周年の今年は、復職を望む母親と企業をマッチングする仕組み作りに力を入れていくという。

 「『早く行くなら一人で、遠くに行くならみんなで』という言葉を大切に、虐待を日本からなくすというビジョンを掲げて、仲間が集まってきた。個人任せの育児ではなく、皆でサポートして子育てできる体制を地域につくっていきたい」という。

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