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岡山のかばん作家・小野一さんの個展 絵とかばんとノアの方舟

かばんブランド「Dove & Olive(ダブ・アンド・オリーブ」の小野一さん

かばんブランド「Dove & Olive(ダブ・アンド・オリーブ」の小野一さん

 かばんブランド「Dove & Olive(ダブ・アンド・オリーブ」の小野一さんの個展「鳩とオリーブ~描く~」が現在、「921ギャラリー」(赤磐市下市)で開かれている。

「Dove & Olive」の小野一さんの個展「鳩とオリーブ~描く~」1

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 小野さんは高校生のときに絵を描き始め、美大で油絵を描くようになる。当初、自分の描いた絵と絵を入れるかばんを作って売っていたところ、大学2年生の時、かばんだけが欲しいという要望があったことから、かばん作りを始めたという。その後、2007(平成19)年に同ブランドを立ち上げ、東京でかばん作りをスタートし、2011(平成23)年から岡山県倉敷市で制作するようになった。

 今回は、約10年前に作ったかばんに対する思いをまとめた絵本の中のシーンを絵にしたほか、約3メートルの牛革で作ったノアの方舟(はこぶね)を展示する。小野さんは「かばんは用途を持った物でしかない。ただ、作り手は思いを持って一つ一つ作っている。かばんからそれを知る余白はないが、今回の個展で、かばんに対する私の片思いのような愛情を表現し、かばんの背景として展示してみた」と話す。

 期間中、仏トスカーナの皮を使ったボストンバッグ、ナップサック、リュックサック、ショルダーバッグ、キーケース、ペンケースなど30点以上を展示・販売する。ブランド名は日本語で「鳩とオリーブ」を意味する。旧約聖書に登場するノアの方舟の物語で、洪水が終わったことを告げる象徴的な存在が「鳩とオリーブ」だとされるところからブランド名にしたという。

 「自分の絵を展示するのは初めて。かばんは長い時間、一緒に過ごす相棒として、愛着を持って使い込んでもらえることを想像しながら作っている。人のように丸みのあるライン、社会性を感じる直線、絵を描いている頃より悩まなくなった。作りたいという気持ちを持って、針と糸さえあれば、一つ一つ手で縫えるかばん作りを続けていきたい」とも。

 営業時間は10時~18時。水曜定休。4月5日まで。

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