岡山・錦町に江戸前ずしの「逸斎」(岡山市錦町、TEL 086-222-0805)がオープンして1カ月が過ぎた。
店名の「逸斎」とは、「こだわりの一級品を心地の良いスペースで楽しむ」という意味を込めて名付けた。席数はカウンター15席、座敷8席。
オーナー兼大将の難波さんは、東京銀座の老舗すし店で江戸前ずしを学んだ。岡山では食べられる店の少ない江戸前ずしの特徴は、ひと手間加えたネタが多いこと。入手困難といわれる日本酒も取りそろえている。
漬けまぐろ(150円)、こはだ(200円)、煮あなご(300円)、卵焼き(100円)、かんぴょう巻き(350円)、きす、小鯛、あじ(以上200円)などは、江戸前ずしならではの一品。
大工やデザイナーなど、仲間の力を借りて店を作り上げた。すし店は一直線のカウンターが多いが、あえてコの字型にして客同士の会話が弾む空間にした。内装やロゴは純和風ではなく、ポップな印象に仕上げた。
「お値段もリーズナブルに、雰囲気も堅苦しくなくした。しかし、提供するものは上質に。大人の空間を作りたかったので、あえてウーロン茶などのソフトドリンクは置いていない」と難波さん。
営業時間は17時~23時。日曜定休。