岡山大学まちなかキャンパス城下ステーション(岡山市北区石関町2)で8月28日、哲学カフェplus「瀬戸芸、行った?行く?行かない?」が開催される。
哲学カフェはパリのカフェ・デ・ファールで生まれ、日本でも1999年頃から始まり、全国で行われているという。
同イベントの進行は、「カフェフィロ」副代表の松川絵里さん。月に一度、日常の中にあることを「哲学する」ワークショップを開催している。これまで「学歴」「自分」「結婚」「住みたいまち」などさまざまなテーマを設けてきた。
今回は、劇作家の岸井大輔さんをゲストに招き、岡山、香川の瀬戸内海の島々を中心に開催する「瀬戸内国際芸術祭2016」を題材にする。「瀬戸芸に行った人、行く予定の人、行く予定のない人、行かない人、どんな人でも参加できる。瀬戸芸に行く岸井さんとともに、自由に哲学する」と松川さん。
「哲学やアートの知識は要らない。哲学とはすぐに答えのでないもの。年齢、性別、職業、経験、社会的立場など自分と違う人の意見を聞きながら、考えてみる機会にしてほしい」と話す。
松川さんは、参加者が楽しく哲学を学べるよう、「発言するかしないかは自由」「自己紹介は不要」「質問・反論は積極的に(ただし優しく)」「ほかの人の話は最後まで聞く」「考えや信条の押しつけはしない」との条件を設けて運営している。
開催時間は13時~16時。参加無料(カンパ制)。