岡山県知事選挙を前に県政治を身近に感じてもらうための冊子「WASAO BOOK」の無料配布が9月30日、始まった。
発行したのは「若者の参画する街岡山(WASAO)」。同団体は、NPO法人「YouthCreate(ユースクリエイト)」が中心となり若者が街に関わることができる街をつくるための活動を行っている。
内容は、地方自治の仕組みを元高校教諭の野村泰介さんが解説したページ、前4年の岡山県政を4政党の代表者に振り返ってもらうページ、大学生が選挙管理委員会を訪れインタビューしたページなど6ページで構成する。
野村さんは「自分の住む街について考える入り口になってほしい。難しいことはなるべく分かりやすく、表紙には岡山出身の女優塩尻成花さんを起用してポップなデザインとした」と話す。
学生スタッフの松原華菜子さんは「政治は『分からない』『難しい』イメージを持っている人が多いはず。身近な話や興味の持てる話もあることを、この本を通して知ってほしい」と話す。
岡山市内のカフェや公民館などで1000部を無料配布している。今後も配布場所は増やす予定だという。