岡山市の「bar.coptoir(バーコントワール)」(岡山市北区磨屋町)のマスター園田浩也さんが11月23日、エッセー集「バーカウンターを通じて、、コントワールでの21の話」を出版した。
エッセー集「バーカウンターを通じて、、コントワールでの21の話。。」
同店はオープンして10年、同書の元となったブログを書き始めて8年となる。1600本以上のブログよりバーテンダーとしてのこだわり、お酒の話、接客の話、客の話、バーの外での話など21本を選んでまとめた。
園田さんは「バーテンダーになったのは、価値をつけにくいものを提供したかったから。音楽、香り、光、お酒、漂う空気。コントワール(フランス語でカウンターの意)を挟んだ、こちらとあちらでの見え方の違い、こだわりと余白、店の空気をそのまま切り取ったような本にしたかった」と話す。
ブログの雰囲気を残すため「、(読点)」を2つ重ねたり「。(句点)」を重ねている文もある。イベントで知り合った大学生の笹岡圭介さんが挿絵を担当した。「10周年の集大成で書いたわけでなはない。ブログはこれからも書いていくし第2弾の構想もある」とも。
営業時間は16時30分~24時30分。日曜定休。同書は650円。店内のみで販売。