岡山市にある岡山大学(岡山市北区津島中1)で2月12日、manma(マンマ)主催「家族留学説明会」が行われる。
manmaは、2014年に慶應義塾大学在学中の新居日南恵(におりひなえ)さんら女子大生で設立された。「今の女子大生が安心して母になれる社会をつくる」をコンセプトに現在、都内の女子大生を中心に9人のメンバーで活動している。
「家族留学」とは、仕事と家庭、子育てとの両立などに不安を抱える主に女子大生が、子育てをしている家庭に1日訪問し、子どもと触れ合う時間や経験談を聞くことのできる体験プログラム。これまで350人以上が同プログラムを利用している。受け入れをした家庭も東京、神奈川、大阪、北海道など12都道府県に及ぶ。今回、岡山大学・本村昌文准教授の協力で、大学連携として初めての同プログラムを行う。
説明会では、同プログラムに参加したい大学生と受け入れを希望する家庭を広く募集する。対象となるのは県内の大学生で、男女は問わない。受入家庭は子育て家庭であることが条件となる。参加人数はそれぞれ約10人を予定。キッズスペースも準備する。
メンバーであり同プログラムの経験もある越智未空(みそら)さんは「就職活動をし始めると、仕事と同時に結婚や子育てのことを不安に感じる女子学生は多い。身近に子育てをしているロールモデルがいないことが原因。少しだけ先輩のママ、パパに出会い、子育ての具体的なイメージをつかめるとうれしい」と話す。
「夫婦関係や子育ては家庭によってさまざま。自分の『こうでなきゃ駄目だ』が少なくなり、自分らしさを感じられると学生からもママからも感想をもらう。子どもを持つことを明るく前向きになれる経験になる」と実体験を踏まえて話す。
開催時間は13時~16時。参加無料。