岡山城(岡山市北区丸の内)の壁面が現在、マスキングテープ「mt」で装飾されている。
岡山県観光連盟とカモ井加工紙(倉敷市)が展開する「おかやまハレいろキャンペーン mtアートプロジェクト」の一環。同キャンペーンは「岡山の街を彩ろう」をテーマに、岡山城・路面電車・スワンボートを岡山発祥の「mt」で彩るもの。岡山城を「mt」で装飾するのは初めてで、マスカットの黄緑、桃を表すピンク、瀬戸内海とジーンズの水色と白で岡山県の特産物を表現した。
壁面に幅20センチ×800メートル、天守の内装に幅10センチ×1200メートルのマスキングテープを使い、石垣や凹凸に合わせて切り壁面に貼り付けている。
県外から訪れていた20代女性は「岡山城は真っ黒な城として有名。想像していたのと違ってびっくりした。mtが岡山の会社のものだと初めて知った」と話す。
天守閣内では、塩蔵に「mtアート」を展示するほか、テープを使ってフォトフレームを装飾する「mt体験」コーナー(300円)、岡山城限定デザインなどの「mt」販売ブースも設ける。
入場時間は9時~17時。入場料は大人=300円、小中学生=120円。壁面装飾は5月7日まで。