岡山市中心部の旭川流域で4月16日、「第6回岡山城・後楽園カヌー駅伝大会」が行われる。
旭川の京橋上流右岸、「備前岡山京橋朝市」の会場前をスタートして北上し、鶴見橋手前の岡山神社付近まで約1.7キロを折り返して周回するコース。10歳から75歳までの約300人がエントリーし、全国からカヌー愛好者が集まる。
同大会はサッカー日本代表の本田圭佑選手の親戚で、1964年東京オリンピックでカヌー競技日本代表となった本田大三郎さんの提唱によって始まった。2011年の山口国体の後に岡山に立ち寄った本田さんは、岡山市中心部で後楽園や岡山城を眺められる旭川を気に入ったという。本田さんに指導を受けた本谷光円(ほんごくみつまる)さんが中心となり、備前岡山京橋朝市実行委員会などの協力を得て2012年に初めて開催した。
本谷さんは「郊外の広々した河川沿いではなく、都市型のカヌー駅伝大会は全国でも珍しい。街中の人に声援を受けて、カヌーの祭りのような雰囲気になる」と話し、市民に観戦を呼び掛ける。
幅50~60センチ、長さ490~520センチのシーカヤック一人艇で一人1周、4人で4周するAクラス、1人が半周し、4人で2周するBクラスなど、全5クラスの種目を用意。いずれも1チーム4人で、全74チームが各クラスにエントリーしている。
開催時間は9時30分~14時。観戦無料。