岡山市にあるギャラリー・カフェ「カフェZ」(岡山市南区浜野2、TEL 086-263-8988)で5月3日から、バッグの企画展「第10回百個展」が開かれる。
デニム生地や店名のロゴが入った前掛けを素材にしたバッグのブランド「5inch(ゴインチ)」(愛媛県松山市)が主催する同イベント。作家のマサオカヒロミさんが制作するバッグ100点を展示・販売する。2006年から毎年100点ずつ出展し、今回で合計1000点に達する。
10回目の開催についてマサオカさんは「ブックカバー展に参加したのをきっかけに、個展の提案を頂いた。初回に100個×10年できればとオーナーと話し、多くのファンのおかげで10年の夢が実現できてうれしい」と話す。
「5inch」は1998年にブランドを立ち上げ、当初はデニム素材のバッグ、小物がメイン。倉敷市で生活していたマサオカさんが近隣で生産されるデニム素材に出合ったことがきっかけ。雑貨店を営むうちに商店などで使用された前掛けに出合い、「前掛けバッグ」をメインに制作するようになった。
今回の出展のメインは「前掛けバッグ」。10周年記念の開催用にストックしておいた前掛けを使ったバッグを出品するという。デニム素材、パッチワークのバッグのほか、イラストレーターの村上めぐみさんとコラボした「メグインチ」バッグなどが並ぶ。
マサオカさんは「前掛けバッグは柄を生かした一点物。珍しいので見知らぬ人に声を掛けられることがある。出会いを作るコミュニケーションバッグとして、ワクワク感が増して毎日が楽しくなるアイテムになれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。入場無料。5月7日まで。