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岡山駅に岡本太郎と桃太郎が集うカフェ アート鑑賞とオリジナルメニュー10種を

岡本太郎のレリーフ前の席で写真撮影を楽しむカフェ利用客

岡本太郎のレリーフ前の席で写真撮影を楽しむカフェ利用客

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 JR岡山駅1階に7月15日、カフェ併設アートスペース「TARO's SQUARE(タローズスクエア)」(岡山市北区駅元町、TEL 086-221-1604)がオープンした。

「TARO’s SQUARE」の外観

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 同駅には岡本太郎の陶板レリーフ「躍進」が、1972(昭和47)年3月の岡山駅新幹線開業時から設置されている。縦3.85メートル、横8.2メートルの信楽焼の作品は、山陽放送が「岡山の街の躍進」をイメージして依頼したもの。同駅のリニューアル工事のたび、作品は45年間同位置のままで周囲の様子のみ変わってきた。

 同作品を眺めるように岡山駅前と同一の「桃太郎像」が展示された。桃太郎の高さは1.6メートル、頭上にキジ、左にイヌ、右にサルが寄り添う。岡山青年会議所10周年記念として1960(昭和35)年に制作、同駅2階に設置されていたが、レイアウト変更により約10年前に姿を消した。今回の企画で岡本太郎、桃太郎の2人の「TORO」が集う場「TARO's SQUARE(タローズスクエア)」として再登場。像の後ろには西粟倉村の間伐材を使った高さ2.85メートル、幅3.8メートルの背景パネルが設置された。

 同スペースは、1年間の期間限定でカフェテラスを備えた観光スポットとして営業する。席数は20席で、隣接する「カフェ・エスタシオン岡山」が飲食を提供。アート鑑賞のみでも入場でき、スペース中央に置かれたカメラスタンドを使って記念撮影が楽しめる。

 同カフェではオリジナルメニュー10種を用意。チョコレートとフランボワーズムースを使ったケーキ「鬼ヶ島 ドゥ・ショコラ」(1,000円)、川を流れる桃をイメージしたフルーツポンチ「Don・Burako(どんぶら~こ)」(850円)、桃太郎の登場キャラクター6種のラテアートデザインから選べる「TARO's ラテ」(550円)などをそろえる。メニュー作成は西日本調理製菓専門学校が協力した。

 カフェの営業時間は11時~17時。アート鑑賞の入場時間は7時~21時。アート鑑賞のみは入場無料。

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