岡山村田製作所が主催する「モノづくり応援スペースOKAYAMA IDO!(オカヤマ アイドゥー!)」が7月28日、奉還町商店街の空き店舗で始まった。
同社の25周年を記念して行うプログラム。同商店街は、大政奉還で奉還金をもらった武士たちが商売を始めたといういわれがある。新しいもの作りの機運のある場所で、「モノづくり」をする人たちを応援しようと企画した。
用意されたプログラムは大きく2つで、1つは会場内に設置されたブースを使って店を出すことができる。木工家具「IKEMOTO CRAFT」などが出店を予定。もう1つは、岡山で活躍するプロのクリエーターとものづくりを体験するプログラム。
「奉還もちプロジェクト」では、武士が作り売ったといわれているが実際にどんなものだったかは分かっていない「奉還餅」を想像し、パッケージを開発する。餅は商店街内の和菓子店が作る予定。8月6日から数回にわたって開く。参加無料。
「IDO!フリーペーパー編集部」では、地元の広告会社「ココホレジャパン」(北区奉還町)と共に参加者たちがフリーペーパーを作る。8月13日から数回開催。参加無料。
「IDO!ポートレイト写真館」では、プロカメラマンのイシイコウジさんがデジタルカメラと連動した「チェキ」で写真を撮る。
同社の吉崎辰美さんは「学生やクリエーターを目指す人に、ものづくりについて興味を持ってもらい、実際に語り合える場になれば」と期待を込める。
この他10以上のプロジェクトがあり、公式サイトで順次公開していく。9月30日まで。