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岡山・環境学習センターで「アスエコ水族館」 西川の希少種を含む100匹が集合

「アスエコ水族館」を担当する小林三起さん(右)

「アスエコ水族館」を担当する小林三起さん(右)

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 岡山駅前の環境学習センター「アスエコ」(岡山市北区下石井2、TEL 086-224-7272)で現在、西川用水路の淡水魚を集めた企画展「アスエコ水族館」が行われている。

「アスエコ水族館」展示の様子

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 同センターは2007年に設立し、今年6月に10周年を迎えた。環境学習の普及を推進し、環境情報の展示やイベント実施、岡山県内でのセミナー開催や講師派遣などを行っている。

 同展は西川用水路約16キロに生息する淡水魚など約25種100匹を展示している。同用水路は岡山市北区の旭川用水から分流し、市街地の西川緑道公園を経て南区の農業地域へと流れる。企画展を担当する小林三起さんは「市街地の中心部を流れる用水路は珍しい。コンクリートで覆わずに、川を自然の姿のままで残すよう配慮されている」と話す。

 展示中の淡水魚らは岡山淡水魚研究会の協力で集められた。希少種であるウナギ、アブラボテ、スジシマドジョウなど5種を含む。ヤリタナゴ、カネヒラ、ムギツク、フナなどと共に6つの水槽に分けられている。小林さんは「西川は流れが速く、陸上からは魚の背中しか見えず、魚の種類の区別が難しい。水族館で魚を横からゆっくり見て楽しみ、多様な生態系がいることを知ってもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 ワークショップ「お魚ぬりえコーナー」も用意し、色を塗った作品を水槽付近に展示。ナマズ、テナガエビ、ヌマムツなど8種の図案をそろえる。参加無料で、随時受け付ける。

 開催時間は10時~13時、14時~18時。日曜・祝日、8月12日休業。入場無料。9月2日まで。

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