浅口市は、岡山天文博物館(浅口市鴨方町)周辺をPRする観光パンフレット「天文のまち!あさくち天空トリップ」を3月末、発行した。
同パンフレットは、遙子(ようこ)と星子(ほしこ)という架空の女性2人組が、2泊3日の旅をするストーリー。岡山天文博物館と遙照山総合公園(同市金光町)を訪れた後、ホテル「The View 瀬戸内」(同市金光町)に宿泊。2日目は遙照山トレッキングを行い温泉へ。藤波池キャンプ場(同市鴨方町)にテント泊。3日目は浅口市内をドライブする。アクティブ女子の遙子とカメラ女子の星子には、同市職員の金井晴香さんと難波芹奈さんが扮(ふん)する。昨年10月~11月に同市主催「ぼくらの浅口フォトコンテスト」で入賞した3作品も使用している。
パンフレットの制作は、浅口市地域おこし協力隊の小林美希さん。大阪府出身で2017(平成29)年5月から同協力隊に着任し、今年4月末に任期を終える。小林さんは2カ月に1度発行する「協力隊新聞」の取材・執筆・編集・SNSを使った発信のほか、「ぼくらの浅口フォトコンテスト」を金光学園高校(同市金光町)の2年生と企画した。同パンフレットの制作は、企画・デザイン・文章など、イラストと一部の写真以外全てを手掛けた。
小林さんは「これまでの活動で体感した浅口の魅力をまとめた。2人の旅を通して、同市の楽しみ方をリアルに感じてもらえるはず。任期満了後も同市で暮らす予定なので、引き続きPRを行っていきたい」と話す。
遙子役の金井さんは「遙照山トレッキングなど、同市に住んでいても知らない楽しみ方がある。楽しく撮影できたので、手に取ってみてほしい」と、星子役の難波さんは「フォトコンテスト入賞作品やフォトスポットの詳細も載っているので、星子のようにカメラ片手に観光してほしい」と話す。
同パンフレットは、浅口市役所産業振興課や市内施設などで手に入る。