リリース発行企業:海と日本プロジェクト広報事務局
一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーションは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たち全17チームが、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う『スポGOMI甲子園2024・岡山県大会』を9月21日(土)に開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策事業「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
イベント概要
・日程:2024年9月21日(土)9時30分~12時00分
・開催場所:下石井公園(〒700-0907 岡山県岡山市北区幸町10-16)
・参加人数:1チーム3名×17チーム=51人
優勝は玉野高校の「二子玉川学園」チーム!拾ったごみの総量は圧巻の6.30kg!
全17チームが参加した岡山県大会。昨年から連続出場の山陽学園高校の地歴部チームが有利かと思われましたが、自作のオリジナルアイテムを持参して挑んだ玉野高校「二子玉川学園」チームが、スピーディにごみを放り込んでいき、序盤から圧倒的なリードを奪いました。昨年出場のチームも必死に食らいつきましたが、最後までその差は縮まりませんでした。結果、「二子玉川学園」チームは、ごみ総量6.03kg/1,232ポイントを獲得し、準優勝チームに347ポイント差をつけて優勝。2位は精華学園高等学校から出場の「Letfovers(レフトオーバーズ)」チーム、3位は金光学園高校から出場の「桃太郎」チームが続きました。また、オリジナルアイテム賞は、岡山一宮高校から出場の「崖っぷち一高バンド」が獲得しました。
なお、優勝した「二子玉川学園」チームは、11月に東京で行われる全国大会にも岡山県代表として出場予定で、全国大会でも好成績が期待されます。
岡山県大会で集められたごみの総量は43.95kg
海洋ごみの約8割は、陸から発生したごみが川を伝って海に流れ出したものと言われています。特に、岡山県は市街地を中心に用水路が張り巡らされているという地理的要因もあり、街中で発生した生活ごみが用水路をつたわり川に流れ込み、そのごみが瀬戸内海に流出することで海洋ごみの発生に繋がっています。つまり、用水路や川に流れ込む前に、市街地などのごみを拾うことで海洋ごみの発生を事前に食い止めることが重要だといえます。今回のスポGOMI甲子園の会場となった下石井公園は、岡山市内の繁華街に位置しており、競技エリアも人通りの多い繁華街が中心となりました。歩道や用水路沿いには、空き缶やたばこの吸い殻、壊れたビニール傘、食品トレイ等の生活ごみも多く散見され、参加者は競技に参加しながら街中に溢れたごみの多さに驚きつつも、ごみ拾いでそのようなごみを減らしていくことの大切さを改めて実感していたようでした。スポGOMI甲子園は、海洋ごみ問題全体から見たら小さな存在だが、この参加者のようにスポGOMI甲子園への参加を通じて、海洋ごみ問題に思いを馳せる人を1人でも増やすことで、海洋ごみ問題に対して貢献していきたいと強く思いました。
参加者のコメント
・陸のごみを海に流さないで、きれいな海を目指したいと思いました。
・地球に優しい行動をしたいと思い、大会に出場しました。
・街中のごみが多いなと実感しました。ごみをたくさん拾って、きれいな岡山の街をつくっていきたいです。
・ごみ拾いの大切さを実感しました。このような活動は良いことだと思うし、参加できてとても嬉しいです。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツファウンデーション
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:スポGOMI甲子園に関するイベントの開催、及び運営に必要な業務。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
https://uminohi.jp/umigomi/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/