プレスリリース

【津山高専】「ご自由にどうぞ」の優しさが、学校生活を変える。生理用品の常置、その思いとは

リリース発行企業:独立行政法人国立高等専門学校機構

情報提供:


生理用品が入ったBOX

 津山工業高等専門学校(岡山県津山市 校長:佐藤 貴哉 以下「津山高専」)は、学生が安心して学業に取り組める環境づくりの一環として、校内のすべての女子トイレに生理用品を設置しました。

 生理の悩みは、誰にでも起こりうるものです。

 学校で急に生理がきてしまったり、用意していたものが足りなくなったり……。そんな時、どうすればよいかわからず、不安になった経験がある人もいるかもしれません。

 このたび津山高専では、校内の女子トイレと多目的トイレすべてに生理用品の無償設置を始めました。これは、生理に関する不安や負担を減らし、誰もが安心して学べる環境を整えるための第一歩です。生理のことで授業に集中できなかったり、学校を休むことになったりする学生をなくしたい。そんな願いが込められています。そして「もしも」の時に困ることがないようにという思いから生まれた取り組みです。

◆「もしも」に備えた優しい配慮
 この取り組みは、あらゆる学生の「困った!」に寄り添います。

 ・ 予期せぬ生理に焦ったとき
   登校中や授業中に急に生理が始まっても、もう心配ありません。

 ・ 持ってくるのを忘れてしまったとき
   うっかりポーチを忘れてしまっても、慌てることなく過ごせます。

 ・ 友達に頼みにくいとき
   誰にも知られずに、自分のタイミングで生理用品を手に入れることができます。

◆「生理の貧困」にも向き合う
 この取り組みは、単に利便性を高めるだけではありません。近年、問題として注目されている「生理の貧困」にも対応しています。経済的な理由から生理用品の準備が困難な学生が、不必要なストレスや学業の遅れを経験することなく、安心して学校生活を送れるようサポートします。

設置の様子

 私たちはこれからも、学生一人ひとりが自分らしく輝けるような学校づくりを目指していきます。この小さな一歩が、大きな安心につながることを願っています。


◆津山工業高等専門学校について
 津山工業高等専門学校は、昭和38年(1963年)に実践的かつ創造的な技術者を養成する高等教育機関として創設されました。そして、産業構造変化に対応しつつ社会が求める教育研究システム構築のため、平成28年度に既存の専門分野である4学科を一つの学科「総合理工学科」へ再編・統合しました。本科は、1学科4系(先進科学系、機械システム系、電気電子システム系、情報システム系)で構成され、5年間一貫教育により、実践性と創造性を併せ持つ高度技術者を養成するための国立の高等教育機関です。異分野融合力とその基盤となる基礎科学をしっかりと学ぶことのできる学科で、確かな基礎科学を基盤とした高い専門性を身につけるとともに、分野横断的な融合力を備え、複雑・多様化する科学技術に対して課題の探求と具体的な解決策を提示でき、かつ人間や環境に対してグローバルな視点を有する人間性豊かな人材を育成することを目指しています。
 さらに専門的な学習を行う2年間の専攻科(機械・制御システム工学専攻、電子・情報システム工学専攻)を有し、融合複合的な教育を行うことにより、国際社会で力を発揮できる中核的技術者を育成することを目指しています。

津山工業高等専門学校外観

【学校概要】
学校名:津山工業高等専門学校
所在地:岡山県津山市沼624-1
校長:佐藤 貴哉
設立:昭和38年
URL:https://www.tsuyama-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校、高等教育機関

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