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岡山の洋菓子店・ジュクール、フランス菓子「サバラン」を限定販売

パティスリーカフェ「JeuCoeur(ジュクール)」店主の竹内友洋さん

パティスリーカフェ「JeuCoeur(ジュクール)」店主の竹内友洋さん

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 カフェと洋菓子店から成る「パティスリーカフェJeuCoeur(ジュクール)」(岡山市南区浦安本町)が7月1日、期間限定でフランス菓子「サバラン」の提供を始める。

岡山県産白桃のサバラン

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 全国の洋菓子店、レストラン、ホテルなどが毎年、テーマとなる菓子を作り、7月の1カ月だけ販売するイベント「ダイナースクラブ・フランスパティスリーウイーク」に岡山県から唯一参加する同店。参加は3年連続で、昨年は「エクレア」、2022年は「ミルフィーユ」を販売した。

 「ダイナースクラブ・フランスレストランウイーク」の姉妹イベントとして2021年に初開催した同イベント。事務局のアレクサンドル・ブロシャールさんは「フランスの菓子に親しんでほしいという思いからイベントを始めた。各人が趣向を凝らして作るサバランを楽しんでほしい。同イベントをきっかけに、訪れたことのない店にも足を運んでもらい、新たな出会いがあるとうれしい」と話す。

 今年のテーマは「サバラン」。サバランはフランスの美食評論家ブリヤ・サヴァランに由来する。リング状に焼いた生地に、ラム酒やアルマニャックなどが入ったシロップを染み込ませ、ホイップクリームやシロップ漬けのフルーツなどをトッピングする。テーマは、これまでに参加したパティシエの声などから決めた。

 ジュクールは2009(平成21)年11月にオープン。「遊び心のあるケーキで楽しんでもらいたい」という思いから、店名に「遊びを意味するJeu(ジュ)」と「心を意味するCoeur(クール)」を組み合わせたフランス語の造語「ジュクール」と付けた。

 今年は、「岡山県産白桃のサバラン」(520円)を提供する。白桃のシロップとリキュールで香り付けし、トッピングに清水白桃などの同県産の白桃を使う。

 店主の竹内友洋さんは、ホテルでフランス料理人をしていたが、デザートを作りに没頭しパティシエに転向した。「少ない材料で食感や味、香りなどを楽しめるスポンジケーキに出合ったことが、パティシエになったきっかけ。ケーキの飾り付けなどは毎日違うなど、固定せず楽しく作っている。2個目を食べられる口当たりの軽さが特徴。甘さも控えめで、大きさも少し小さい。サバランは、フランスの伝統的な菓子だが、あまり食べる機会がない。季節の桃と一緒に味わってほしい」と話す。

 イートインも可能。営業時間は11時~20時。月曜・第2水曜定休。7月31日まで。

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