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岡山で交流企画「留学生とタイ料理を作ろう」 カオマンガイとティーゼリー

留学生のアオさんとGDPの柳原一華さん

留学生のアオさんとGDPの柳原一華さん

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 「Mini The World Kitchen(ミニワールドキッチン)~留学生とタイ料理を作ろう」が6月14日、京山公民館(岡山市北伊島町2)で開かれた。

「Mini The World Kitchen(ミニワールドキッチン)~留学生とタイ料理を作ろう」で作ったカオマンガイ

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 主催する「ザ・ワールドキッチン」は2022年に岡山大学GDP(グローバルディスカバリープログラム)の学生10人でスタートした。年2回、10カ国以上の食事を提供し多文化交流の場を提供している。2023年12月から料理教室の形式で、1カ国の料理を作り食べる同イベントを始めた。これまで、ウクライナ、ペルー、アメリカ、インドネシア、ミャンマー、中国を開催し、今回で7回目。

 当日は、参加者ら約20人が6グループに分かれ、カオマンガイとタイティーゼリーを作った。料理の説明などを行ったのは、岡山大学のアンポン・サンセムサップ(通称=アオ)さんとチェンマイ出身のカオさん、バンコク出身のギップケーさん。

 鶏もも肉をバンダンリーフやショウガなどとゆでながら、タイから取り寄せた甘い黒じょうゆと酢、みじん切りにしたショウガと豆鼓をブレンダーにかけてタレを作ったほか、ジャスミンライスにみじん切りのニンニクと赤小タマネギを合わせ軽く炒めた後、炊飯器で炊いた。

 途中、留学生の自己紹介やカオマンガイの説明(カオ=ご飯、マン=油、ガイ=鶏)、タイ語のあいさつやクイズなども行った。参加者からの質問コーナーもあった。参加者にはフィリピン、インドネシア、スペインの出身者、子ども連れもいた。

 アオさんは14歳で日本に留学し、9年目。現在は文化人類学を学ぶ。アニメと日本語が好きで、観光や留学サポートの職に就きたいという。「タイにいるときは、朝からでもカオマンガイは食べるほど、日常的な食べ物だった。試作をするのは大変だったが、タイで食べるのと同じ味が再現できてとてもうれしい」と話す。

 主催した柳原一華さんは「多くの人がお代わりをするほどの出来だった。タイ料理を作って食べることで、タイのことを知り、岡山が日本人もタイ人も暮らしやすい街になってほしい」と振り返る。

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